清花〜セイカ〜

1万人以上の身体と対話してきました。 とある田舎住みの平凡な主婦です。

清花〜セイカ〜

1万人以上の身体と対話してきました。 とある田舎住みの平凡な主婦です。

最近の記事

■ありがた迷惑な話■

まだお店を初めてすぐの頃 まだまだやってくるお客様も少なくて 今よりもさらにゆっくりな時間の流れの中で施術していました。 皆、とても気の良い方ばかりで 施術の間も話に花が咲きます。 その日も常連さんになりつつある 毎週来てくださる双子ちゃんの お母さんを施術していました。 双子ちゃん以外にも兄弟がおられ おじいちゃんやおばあちゃんも同居される 大家族のお母さん。 いつもとてもお疲れでした。 いつも半分ほどは1週間に起きた出来事を沢山お話してくださいます。 その後はいつ

    • ■一通の謎の手紙■

      まだお店を始めてすぐの頃 いつも早朝にポストを確認する私は ある朝奇妙な1枚の手紙を手にすることに。 「こんにちは。私はここに来てみたいです。今日は空いていますか?」 こんな感じで短い問いかけのみが書かれ 名前も連絡先もない。 書き忘れたのかイタズラか とりあえずその日は 電話が気になって気になって でもかかってくることはありませんでした。 もちろん、予約していた方以外 誰も来る気配すらありません。 しかし翌朝、また手紙。 「予約してもいいですか?」 こんな一言

      • ■触れた数だけ記憶の片隅に〜記憶の整理時間〜■

        今回はnoteを書くキッカケになった出来事を書きとめておこうと思います。 皆さんは人と出会うと その記憶はどこにしまいますか? 出会う度、上書きされますか? そもそも出会いとは何でしょう。 全て全ての出会いを記憶し続けることは 人の脳において、不可能に近い現象です。 私は日々、出会っては身体に触れ 今日も明日もまた身体に触れ 言葉と身体で対話をしています。 1万人との出会いを過ぎたあたりから 記憶の片隅にとどめておくことが 難しくなりました。 田舎の小さな一部屋

        • ■自己紹介■

          初めましての記事になるので ちょこっと私の自己紹介から。 とある田舎住みの平凡な主婦であり 不思議すぎる天然っ娘のお母さんです。 そしてホームページや看板すらない ひっそりこっそりな 名もなき小さな店の店主。 わずか6畳ほどの飾りっ気のない部屋で 1万2000人を超える老若男女の 身体に触れて、心に触れて 一人一人の人となりと触れ合ってきました。 ここで出会い、幾度となく 繰り広げられてきた沢山の人生模様を 少しずつ書きとめてみようと思います。 今日も続くいくつもの