電通本社と地方の小さな会社、どっちが幸せだった?
こんにちは、ビバです!
私は、名古屋の小さなイベント会社で働いた後、東京の電通本社に転職しました。
かたや東京の大企業……
かたや地方の小さな中小企業……
社員数も仕事の規模も、桁違い……
どっちが幸せだったと思います?
今日は、どちらも経験した私なりの結論を書いてみました。
2社のざっくり解説
まずは、それぞれの会社を比較しやすいようにざっくり説明してみます。
■電通
大手広告代理店の営業。タレントを起用したCMを制作する等、企業様の商品やブランドのプロモーションを担当。
クライアント:某有名企業
勤務地:東京(駅からほぼ直結)
社員数:8000人
休日 :土日休み
■イベント会社
着ぐるみキャラクターショーの営業。ドライバー兼ディレクターとして同イベントの運営。
クライアント:
住宅展示場、ショッピングモール、地方のテレビ局や電通、家電量販店
勤務地:名古屋(家からチャリで15分)
社員数:5人
休日 :ほぼなし
ほんとに正反対の世界。
ぱっと見、そりゃ電通のほうがかっこいいし、メリットしかないように見えますが、現実はそうとは言えないんです。
大企業・電通で働いてみて
電通で働いた経験は、キャリア的にはとーってもよかったです!プラスしかない!
「電通で働いてます」
これって、すんごいパワーワード。
仕事でもプライベートでも、周囲からの視線や扱いが、やっぱりなんだか変わります。
実際に、「電通」というワードに惹かれて、私のnoteを見てくれている方もいるんじゃないのかなと思います。
あと、仕事の規模がでけぇ!
金額も桁違いだし、芸能人や著名人にも会えるし、自分が関わった仕事がテレビやSNSで話題になると自慢したくなるくらい嬉しかったです。
今までの自分の世界では、絶対に見ることのなかった世界・絶対に出会えなかった人、と繋がれた経験でした。
でもね、それは表面的なもの。
この会社には、頭のおかしいおじさんがいっぱいいます(オブラートに包む気ゼロ笑)。
あと、電通のパワーを自分のパワーと勘違いしている、痛い会社員も。
そして1番辛かったのはパワハラ。
入社初日から超絶放置プレーをかまされ、未経験入社の私はミスを連発・役立たずの日々。でも、それを助けるどころかバカにされてばかりで、もう全員敵にしか見えなかったです。
辛さに耐えられなくて、ゲロ吐きまくって、トイレでよく泣いてたなあ。
なんで転職したんだろう……
大企業で働いても、全然幸せじゃない……
前の職場に戻りたい……
しばらくすると笑顔は消えて、死んだ顔と心で仕事をしていました。このとき、本気で自殺を考えました。
小さなイベント会社で働いてみて
イベント会社での仕事は、体力的にとにかく辛かったです。
土日やGW、夏休み、クリスマスなんてありません。みんなが楽しい休日を過ごしてるときが、1番稼ぐとき、1番働かなきゃいけないとき。
月〜金は、営業や通常業務。
金曜日の夜は、イベントのリハーサル。
土日は、早朝から夜まで、大型車を運転して、イベントの設営、運営、片付けで終了。
プライベートの時間は、ほぼ皆無!
当時は20代後半だったのですが、同い年の友達は、旅行に、合コンに、美味しいご飯に、プライベートがすごく楽しそうで。
かたや、自分の時間すらない人間が、イベントを通して他人のプライベートを充実させている矛盾。たまに涙がでましたよ。
でもね、人間関係が最高だったんです。
イベントの仕事ってよく言えば、文化祭の準備と本番を繰り返しているようなもの。
トラブルは常に起きますが、いつもみんなで助け合っていました。くだらん社内政治も忖度もないし、常に笑顔が耐えなくて、電通のときの10000倍くらい笑っていました。
小さい会社だったので、毎日みんなとコミュニケーションを取って、とにかく笑いが耐えない最高の環境でした。
何度も転職している私ですが、実はこの仕事が1番長く続いたし、辞めるときには滝のように涙が止まらなかったです。
で、どっちが幸せなの?
ここまで話しましたが、結局のところ、どっちが幸せだったのかというと……
心が幸せだったのは、イベント会社。
プライベートはなくて激務だったけど、それでも毎日笑顔でいれたくらい幸せでした。
今でも仲良しの人もいます。
でも、将来に繋がったのは電通。
クソみたいに辛くて心は死にましたが、電通だから経験できた仕事やできるようになった業務があまりにもありすぎて、確実に将来の自分を広げてくれました。
だから、自分がどこに幸せを求めるかで、どっちが幸せなのか変わると思います。
学生の頃は、絶対に大企業じゃないと!という謎の思い込みがありましたが、色々と経験して決してそうではないなーと、ようやくわかってきました。
自分がどうなりたいかが大切。
転職や就活、何かに迷う人が、いつか絶対に幸せになれますよーに!
それでは、アディオス!