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きっかけ

運動するきっかけ=人生を変えるきっかけ

運動とは縁のなかった私が、まさかここまで体を動かす生活を送るようになるとは思いもしませんでした。そして、その習慣が私の人生を大きく変えてくれました。そのきっかけをくれた出会いや出来事について書きたいと思います。

ラファエル・ナダル

テニスプレーヤーのラファエル・ナダルが全ての始まりでした。
2005年、ローランギャロスの決勝戦。
スペインの新星、ラファエル・ナダルに世界中が釘付けになりました。
鍛え抜かれた美しい肉体と端正な顔立ち、そして、一球に賭ける燃え盛る闘志。どんな球でも諦めず追いかける粘り強いプレースタイルに、一瞬で心を奪われました。
それからというもの、彼は私のヒーローでした。
人間離れしたスーパープレイに興奮し、マッチポイントに追い込まれても最後まで決して諦めない彼の姿に、何度心を揺さぶられたことでしょう。その不屈の精神に触れるたびに、自分も元気をもらっていました。

あれから20年ー
「クレイキング」として彼の名は不動のものとなりました。
しかし、近年は度重なるケガに苦しみ、勝てない時期が続きました。
そんな姿を見るのはファンとしてつらくもありました。
それでも、彼はテニスに真摯であり続けました。
試合には勝てなくとも、今できることに全力で向き合うという彼の姿勢は、私自身の生き方に大きな影響を与えてくれました。
残念ながら、彼は2024年で引退を表明。グランドスラムの舞台で彼の勇姿が見られないのは淋しい限りですが、新しいステージでどんな活躍を見せてくれるのか、今から楽しみでなりません。
ちなみに、私のネーム"Rafaco"はナダル選手のファーストネームから頂戴しました。

職場の上司とテニス

ナダル選手の熱いプレイを観戦しているうちに、自分も何か打ち込めるものが欲しいと思うようになりました。
ある日、上司が「そんなに観るのが好きならテニスしてみれば?」と彼女が通っているテニススクールを勧めてくれました。このきっかけが、運動への重い扉を開いてくれました。
最初は「高い月会費を無駄にしたくない」という一心で通っていました。
しかし少しずつラリーが続くようになると、次第にテニスの魅力にハマっていきました。週1回のレッスンが週2回に増え、それでは物足りず、地元のテニスサークルへ入るほど夢中になりました。
気が付けば、上司とダブルスを組み、草試合に出るまでに。
テニスは私の生活の中心となり、単なる趣味を超えて、なくてはならない存在になっていました。ナダル選手への憧れが、こんなにも自分を動かし、新しい世界を開くとは想像もしませんでした。

ケガとジム

テニスに夢中になるあまり、高校卒業後、運動とは無縁だった中年の体は悲鳴を上げ始めました。テニス肘に始まり、腰痛や膝の痛みにも悩まされ、遂には日常生活に支障をきたし始めました。
「このままではテニスができなくなってしまう・・・」という危機感が、ケガをしない身体が欲しい!と強く感じました。
痛みでテニスができない期間、ジムに通うことを決意。
何かをしていないと気持ちが落ち着かなかったのだと思います。
職場の近くのジムに入会し、仕事帰りに通うことにしました。
家に帰ってしまうと行く気が失せるとわかっていたので、まずはジムへ向かうことを最優先の目標にしました。(今もそれは変わりません笑)
「ジムに着いたら、とりあえず中に入る。気分が乗らないときはお風呂だけでもOK」というゆるいルールを自分に課し、通い続けました。
しかし、結局行ってしまえば、トレーニングに励む人たちの姿に触発され、自分もやる気がおきます。更には、「お風呂だけで帰るのは恥ずかしい」という思いも手伝い、結果的に毎回トレーニングをすることとなりました。

数ヶ月通ううちに生活習慣・食生活に変化が現れました。

  • ジムに行くので外食が減る(特にアルコール量)

  • 家に帰るとお風呂が終わっているので、夜時間が充実

  • 運動した分を無駄にしたくないためタンパク質を意識した食生活(お菓子の量が激減)

  • ジムに行った自分への肯定感が爆上がり

  • なんだか知らんけどポジティブ

何、この感じは?
私、運動嫌いだったよね。なんで週の半分運動してるんだろ?
周囲からも「らしくないね」と言われるほど、健全な生活へと変化しました。
とは言え、今でもジムに行く前は、毎回自分を鼓舞しながらではありますが、その積み重ねが確実に自分を変えてくれています。

職場での嫌なこととTestosterone氏

私は常に職場の人間関係に振り回されていました。
誰からも好かれようと不必要にイイ顔をし、自分で自分の首を絞めていました。更に、威圧的な新しい上司が赴任してきたことで暗黒の日々が始まりました。毎日ビクビクしながら仕事をし、その上司の機嫌を取ることが仕事になっていました。今思い出しても胸が苦しくなります。
しかし、この暗黒の日々が私を大きく変える起爆剤となったのです。
この頃、朝起きることさえツラく、テニスやジムに行く回数も減っていました。何をしていても職場が頭から離れませんでした。そんな時、あるツイートに目を奪われました。

筋肉教開祖のTestosterone先生です。
大概の問題は筋トレで解決するという彼のツイートや書籍は、弱っていた私の心に深く染み込み、挫けそうになった時いつでも気持ちを奮い立たせてくれました。ツライ1日を終え、Testosterone先生の言葉を胸にジムへ行き運動すると、不思議とスッと何か悪いものが抜けたような感覚になりました。行った自分がとてもエラく、尊いとさえ感じられるほどでした。今までの自分ならば間違いなくお酒や買い物に逃げていたと思います。しかし、Testosterone先生のお陰でこのツラい時期に運動を続けられたことが、今の自分を作り上げたと感じています。今では、嫌な出来事にも意味があったと思えるようになりました。
もしTestosterone先生の言葉に出会っていなければ、私は大学生になっていなかったでしょう。

🏃‍♀️会いたい人:Testosterone氏

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