両眼視検査10【相対調節力の検査】/60日で完全マスター米国式21項目検査
■ 相対調節力の検査とは?
輻輳を一定に保ちながら調節を変化させ、単一明視する機能を相対調節力と呼びます。
この相対調節力は調節を増加させる働きの実性相対調節力(PRA/-付加)と調節を減らす働きの虚性相対調節力(NRA/+付加)とに分けられます。
調節が働くと輻輳(調節性輻輳/AC)が働くように調節と輻輳とは相互に関係しています。従って相対調節力を測定することは、調節と輻輳の相互間でバランスを崩さない範囲内で許される調節を調べることといえます。
■ 虚性相対調節力・NRA(期待値+2.00±0.25D)
凸レンズ(+レンズ)の付加、調節をゆっくり緩めながら(開散しながら)調節を保つ能力(文字がピンボケしないように)が必要です。
「スマホ老眼」「ゲームで目を酷使」をしている調節緊張の人は、数値が小さくなります。
■ 実性相対調節力・PRA(期待値 ー2.37±0.62D)
凹レンズ(ーレンズ)の付加、調節を加えながら(輻輳しながら)調節を保つ能力(文字がピンボケしないように)が必要です。
調節力の弱い「調節不全」の人は、数値が小さくなります。
続きは下記PDFを確認してください
検眼(フォロプターを使用した相対調節力の測定)
#21虚性相対調節力/#20実性相対調節力/検査手順と判定テクニック集
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