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調節機能関連の異常(問題)をピックアップしました

現代社会は、「PC・スマホ・ゲーム」などの影響もあり眼の調節機能のさまざまな問題がピックアップされていますが、検者は様々な調節機能による問題点を知り解決方法を知っておくことです。

■ 調節不全

ピント合わせの力が弱く、調節力も年齢に相応する力がない。近方視の際(PC・スマホ・読書)に焦点が合わない。
一般的な症状は、文字がだぶって見える。目が疲れるなどがある。

〇対応策・・・調節力の低下を助けるためにプラスレンズのメガネを使うかサポートレンズ、累進レンズ等、多焦点レンズで対応する

〇米国式21項目検査・・・調節力、調節ラグ、相対調節力、3つの検査でどのような数値がでてどう判定するのか? 下記PDFから確認してください。

■ 調節衰弱

ピント合わせを持続できない状態。眼精疲労や近方視(PC・スマホ・読書)が困難で調節不全によく似ているが、調節衰弱は近方視を長くしていることができないのが特徴です。
調節力は、年齢相当分は検出できるが、繰り返し測定すると徐々に数値が小さくなる。

〇対応策・・・これも調節不全同様に調節力の持続低下を助けるためにプラスレンズのメガネ、サポートレンズ、累進レンズ等、多焦点レンズで対応する

〇米国式21項目検査・・・調節力、調節ラグ、相対調節力、3つの検査でどのような数値がでてどう判定するのか? 下記PDFから確認してください。

■ 調節緊張・調節痙攣

近方視(PC・スマホ・ゲーム等)が長時間続くと目の内部の毛様体筋の疲労で、遠方や近方の視力不良を訴えるケースがある。最近の子供~若者に多いいわゆる「スマホ老眼」「ゲーム目」がこの症状にあたります。
特に長時間の近方視を終えた後に視力不良(ボケ)が多くなり帰宅時の運転やテレビなどにピントが合わなくなります。

〇対応策・・・一時的な疲労による視力低下であるため近視用のメガネを作ると逆効果になる。VT(ビジュアルトレーニング)が非常に効果的である。

〇米国式21項目検査・・・調節力、調節ラグ、相対調節力、3つの検査でどのような数値がでてどう判定するのか? 下記PDFから確認してください。


【毛様体筋のストレッチをおこなうフリッパーレンズで回復しよう】

フリッパーレンズを使った調節ビジュアルトレーニング

■ 調節遅純・反応不良

調節を変化させることが出来ない状態で、ピント合わせの遠近の切り替えができない。調節力は正常値であるが、正常値であっても素早くピント合わせの変化や長時間の近方視が困難である。

〇対応策・・・このようなケースは、上記の調節緊張に症状はよくにているが一時的な眼の使い過ぎの毛様体筋の疲労と異なり脳の神経的な伝達の問題も考えられるためDr(眼科医)の診断をお勧めするべきです。

〇米国式21項目検査・・・調節力、調節ラグ、相対調節力、3つの検査でどのような数値がでてどう判定するのか? 下記PDFから確認してください。

■ 調節関係記事 3種類の調節機能計測方法

〇調節力の計測方法 ・・・ピント調節の力を計測!

〇調節ラグ検査・・・調節不全と調節緊張を確認!

〇相対調節力検査・・・輻輳力と開散力を保ちながらの調節を維持!

調節関連判定は下記PDFを確認してください

調節機能異常、検査からの判定方法

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