シン・エヴァと、「結婚しないよね?」ハラスメントおじさん。
こんばんは。
先日、2度目のシン・エヴァンゲリオン劇場版を、入場者特典の「薄い本」目当てで見てきました。はい、オタクです。
というか、サブカルチャー黄金世代と、勝手に自分たちの世代(1984年生まれ)を自称しています。
「あの頃は、よかったなあ」
と、懐古に浸る時間は最高ですし、エヴァは27年の時を経て、最高の形で完結した!と思っております。
まだ見ていない方は、是非劇場へ!!!
TV版、旧映画版と比べても、最高の終わり方なので。。
◎はじめに。そんな映画の帰りに、カフェで事件は起きた。
わたしは映画を見た帰りに、カフェに寄ってコーヒーを飲みながらTwitterで見た作品の考察や感想を漁るのを、至福の時間としています。
生きてて良かった!と思うレベルで、尊いです。
ですが今回は、隣でなんと、キャバクラ?スナック?らしきお店の面接が始まってしまい、しかも、面接官のおじさま(おそらく、オーナーのおっちゃん)の声が、昭和のオッサン!という感じで、とても大きいのです。。(団塊の世代バイアスかかっててすみません)。
Twitterに実況を呟いてしまったのですが、フォロワさん減りました。タイムライン汚してすみません。
なので、noteにコピペして供養します。
ツイート①
映画の余韻に浸りたくてカフェにいるのだけど、隣でキャバクラの面接めっちゃしとる😢
オーナー?らしいオッチャン声でけーって。「28歳独身、結婚願望なし、それで間違いない!?」って、女の子かわいそうやろ
大声で、女性のデリケートな部分の個人情報を晒す……よくないですね、非常によくない。
ツイート②
でも、ライターとしてネタになってしまうので聞いちゃう自分も嫌だぁ💦
オッチャン「本当に結婚願望ないの?そういう価値観が最近は増えてることも知ってるけど、絶対って言える?」
女の子「はい!そっちの幸せより、自己実現的な幸せを求めています」
オッチャン「本当の、本当に?気が変わる子を→
ほう。令和の時代、婚姻数が激減していること、敢えて結婚をしないという生き方を選択する人が増えていることは、理解しているのか。偉いじゃないか。(わたし、何様w)
ツイート③
何人も見てきてるから、慎重になっちゃうわけ」
女の子「わかります。でも私の気持ちは揺るぎないので、そこは安心して下さい」
オッチャン「うーん。せっかく育てて、これから!って時に寿退社とかは、リスク管理として、ね?本当に多いのよ、28歳でしょ?」
女の子「はい、理解してます」
堂々巡りや
うむ、オッチャンの気持ちも、わかるよ。わたしも、友人・知人の発言で、
「私は子供ほしいって思ってないからあ!」
とか言ってた子が、実はこっそり不妊治療してたとか、何度もあったもん。
なんで、わざわざ嘘つくのか、本当に謎でした。
でも今回は、女の子は「仕事がほしい」わけだから、もしも「結婚・子産み願望はない」が嘘だったとしても、責め切れないかなーと客観的には思いました。
ツイート④
ワイなら、
「トランスジェンダーなので、そもそもの「子生み願望」がありません。結婚したとしてもオープンリレーションシップを取り入れるので、期待を裏切るような事はしないと誓います」
って言うな。
オワタ。
「今ここで、結論は出せません。意思は伝わったから、他の子と検討させてもらうね」
これで終了です。
如何でしょうか、この一連の流れを読み、皆さんは何を思うのか気になりました。
◎シングルハラスメントとは違うけど、難しい問題。
巷では、結婚しないことを責めるような発言を「シングルハラスメント」と呼ぶそうで、問題視されています。
わたし個人としては、結婚は女性にとっては経済面でメリットが多いので悪いものとは思いませんが、夫婦間で考えの不一致があるとキツイ制度です。
特に、子どもがいるのに夫が育児に協力しないワンオペ家庭は、端から見ていて地獄です。離婚も、尋常じゃなく多い。
なので、シンハラをする人の気持ちは理解できませんし、子産み教の信者と一緒で、
「自分の価値観を正義と信じて疑わないのだな。視野、狭いなあ」
と思います。
今回の面接ではその逆のケースであり、経営者の意見としては、せっかく手塩にかけて育てた人材が、結婚や出産で失われるのは痛手ですよね。
キャバクラまたはスナックという職業の性質上、結婚しても続けるのは難しいケースが多そうですし。
なので、おじさまの意見にも同意できます。
ツイートした通り、結果は後日報告すると言っていましたが、女性が帰った後におじさまは電話をしており、お店の関係者と思われる相手に不採用だと告げていたように聞こえました。
◎おわりに。自分の意思は、エビデンスと共に具体的に伝えよう!
残念ながら、不採用になってしまった女性。わたしは、自分のツイートに書いたように、もっと具体的なエビデンスと共に、「結婚しない理由」を告げれば良かったのでは?と感じました。
わたしですと、自分がトランスジェンダーである=子を生むことに興味がない。
結婚の可能性はゼロではないけど、パートナーズ婚・オープンリレーションシップを取り入れるので、業務に支障は絶対に出さないこと。
マジョリティの女性の場合、なんて言うのがベストなんでしょうね?
「絶対に叶えたい夢があるので、結婚などというものに裂く時間も情熱もありません。夢のためにお金を稼ぎたいので、精一杯頑張ります!」
等、でしょうか??
最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。
カフェで偶然聞こえた会話から、記事が一つ書けてしまう。ライターの醍醐味です。
今回の女性に、良い就職先が見つかるよう、陰ながら祈りたいと思います。
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