朝散歩した公園に、上ったばかりの陽が射し込んだ。
1億5000万kmの彼方から8分かけて届いた光が、桜の木を3本だけ照らす。
雲にも山にも遮られず、水平に、静かな奇跡のように。
その時間その場所に行き合わせた散歩もまた巧まざること。
世の中に満ちた不可思議を感ずる、朝の静謐の心。
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へんいち
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