心に優雅をもたらす〈山崎〉に次はいつ会えるだろうか
2年前の大晦日、僕はサントリーの〈山崎〉を手に入れた。
なかなか入手できないジャパニーズウイスキーだ。
ジャパニーズウイスキーは世界中で評価が高まって、なんといつのまにやらアイルランド・スコットランド・アメリカ・カナダと並ぶ「世界5大ウイスキー」の1つに数えられるようになっているのだとか。
手に入りにくいのも当然だ。
ウイスキーはいくつかの種類に分けることができる。
ちなみにサントリーのラインナップだけを並べるとこうなる。
(価格はすべて700mlの希望小売価格)
これによれば〈山崎〉の25年ものは16万円ということだが、実際には200万円ほどで取引されているのを見かけたりもする。
それだけ希少ということだ。
僕が昨年入手した〈山崎〉は、年季の入っていないノンエイジと呼ばれるもので、4,500円で購入できるお手頃なタイプ。
それでも最も安い〈トリス〉クラシックの5倍もするが。
2年前の大晦日にスーパーで現物を見たときは、価格云々ではなく、文字どおり飛びついた。
これを逃せば次いつお目にかかれるか分からなかったからだ。
世界で賞賛される〈山崎〉は、はたしておいしかった。
馥郁たる樽の香、気品ある甘みは、ハイボールにするのはもったいない。
ストレートで、そしてロックで心地よい痺れを楽しんだ。
ちびちび。
ちびちび。
ちび。
あれから2年弱、ついに昨日〈山崎〉のボトルがあいた。
ついに。
えぇい、今日は飲もや! 酔いたい気分やねん!
とは対極の、心に優雅をもたらす〈山崎〉に次はいつ会えるだろうか。
(2023/10/11記)
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