神戸おでかけコース~第7回 ぐるめぐる神戸~申込〆切迫る
昨日、神戸で「小曽根真&小曽根啓 'Unison' OZONE Brothers Live」が開かれ、聴きに行ってきた。
小曽根兄弟といえば、日本のジャズシーンになくてはならない存在だった神戸のピアニスト・故小曽根実の2人の愛息だ。
兄の小曽根真は、父の遺志を引き継ぐジャズピアニストで、かの米バークリー音大を首席で卒業したとんでもない世界的プレイヤーであり、弟の小曽根啓は、高校から音楽を始めたという遅咲きのサクソフォニスト。
そんなビッグブラザーズデュオが家から歩いて5分ほどのホールで開かれるとあって、行かない手はまったくない。
500席は販売開始からほどなく完売となったが、なんとかチケットを入手。
開演前のホールはこれから始まるグルーブに備え、静けさを湛えている。
選ばれし地元民として、僕は半ズボン、ビーサンの出で立ちで、ドレスコードに引っかかったら帰ってくるわと冗談を言い残し、出かけた。
いや、実のところホールに着いてみるとドレス調の人もいて、己のラフさに苦笑するしかなかったが、いや、ジャズやん?
もっと自由に心を解き放とうや。
開演してすぐ、僕はのけぞった。
ピアノとサックスからこぼれ出た音符がステージいっぱいに広がり、ステージからまたこぼれ、さらに階段状になった客席をせり上がってくるさまを見たのだ。
ステージの後壁に、天井にはねかえって空間を漂う音符も見た。
小曽根ブラザーズの足踏みにあわせて、ホールに充満した音符は整列したりほどけたりを繰り返し、身体を包んで離さない…
幻覚だったのだろうか。
ブラザーズが互いにチラリと視線を交わしたら、さぁアドリブの始まりだ。
ピアノが誘う、サックスが応える、サックスが挑発する、ピアノが宥める。
なんだ、この楽器が会話する音楽。
いや、これがジャズだ。
日本ジャズ発祥の地・神戸に生まれ、世界ジャズを牽引するに至った小曽根ブラザーズ。
もっと取っつきにくいのかと思ったら、さすが神戸人。
もしかして漫才師ですか?と訊ねたくなる、軽快なトーク。
なんてこったい。
あっという間の90分間、2人がステージを去ったあとも僕はしばらく立てず、そこかしこに浮かぶ音符をただ眺めていた——
*
第7回〈ぐるめぐる神戸〉のテーマはジャズだ。
ちょっと大人なぐるめぐる、いっしょにぐるめ+めぐるしない?
🔶第7回 ぐるめぐる神戸
※第1部のみ/第2部のみの参加も可能、途中参加/離脱もOK
※今回は第2部のみ参加の方も参加費必要
※メンバーシップ〈神戸おでかけコース〉のメンバーでなくても参加OK
ライブチャージが別途必要だし、参加者ゼロになったらどうしようと真剣に心配していた。
ところがどっこい、現在5名の申込をいただいている。
ぐるめぐるって最大定員7~8名。
みなさんといっぱい話をしたいので、20名30名というわけにいかないのだ。
となるとあと2~3名で上限に。
申込〆切は9/26、あと4日しか!
ジャズに興味をお持ちの方、興味はないけどこれをきっかけにジャズに触れてみようと思われた方は、お急ぎ下記よりお問合せ・お申込を。
(2024/9/22記)
ここから先は
この記事が参加している募集
チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!