30年前の自由な日々が思い出された
なんか全然おもんないやん。
自分史上いちばんしっくりきてへんのちゃうの。
短い一度きりの人生、こんなんでえぇとは思えへんのやけど。
とか考えてたら、京都に住んだ30年前の自由な日々が思い出された。
その頃のスケッチブックを引っ張り出したら、クーラーもないうだるような暑い夏を送った下宿の一角が描かれていた。
半開きになった押入、脱ぎ捨てられたブルージーンズ。
壁に掛けられた茶色の帽子。
裏を見ると「910618・下宿」とある。
まさにちょうど30年前を切り取っていた。
以前投稿した俯瞰図でいえば、ここから見た絵になる。
さらにスケッチブックをめくっていくと、違うタッチでこんな絵も。
玄関に通じるふすまのような扉。
雑然とした食器棚の周り。
裏には「910907・下宿」とあった。
これは、ここから見た絵になる。
喜怒哀楽、すべてが詰まった京都の下宿。
今日はただただ遠い目をして、あの日を懐かしむ。
(2021/6/23記)
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