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そう思っているなら、答えはもちろん

昨日、3回プランで申し込んでくれた相談者のキャリコン最終回だった。
8月末からスタートし、お試しを含めればこの2週間で4回。

初回はかなり硬かった表情も、さすがに最終回となると柔和になる。
こんな僕でも慣れてもらえるようだ。

でももちろんそれだけではない。
かなりの課題を抱えてしまった相談者が、1回、2回と顔を合わせ、ポツリポツリと「これまで」と「今」を語る。
つっかえとなっていた話を口にするたび、目元に少し浮かぶ安堵感。

そして最終回の昨日、「これから」について一つの案を呈示すると、本当に嬉しそうな表情を浮かべてくれた。
「別の案だったらどこかがっかりしたと思います」
そう、あなたの中には最初から答えがあったのだ。

いろんな複雑な事情が絡み合って、確かに胸のうちにあるはずの「こうしたい」が見えなくなっている相談者。
丁寧に話を聴いて「こうしたい」を探り、それを覆い隠している諸事情をいっしょに外していく――それがキャリコンだ。

いついつまでにこうしましょう、ここは先にやっておきましょうか、そしてこの時までにはこうなっていましょうね。
そんな行動計画をいっしょに確認しながら立てて、面談終了。
ここから先は相談者が自立してその計画を実行に移していく段階だ。

実際、そのとおりになるかなんて誰にも分からない。
一寸先の暗がりにマッチほどの灯がぼんやり点っただけかもしれない。
でも相談者にとって、そこに再び立てたという実感が何よりも大切なのだ。
またできるかもしれないと思えたなら、それは必ずできるから。

相談者の幸せを心から願う。

昨日、地域活性化の仕事で新たなオファーが舞い込んだ。

詳細を聞いた。
できるかできないかで言えば、正直できない仕事だ。
うーん、と頭を抱えて見せた。

でも。
やるかやらないかで言えば、やる。
そのためにはあと1か月で猛烈な勉強が必要だろう。

今はできないが、1か月勉強すればできるかもしれない――そう思っているなら、答えはもちろん「やる」だろう。
そうでないとキャリコンの相談者にも合わす顔がなくなる。

今日から図書館通いだ。

夕食は小アジの唐揚げにした。

あとで数えてみたら23匹も入っていたパックが198円、しかも夕方セールで2割引。
計算したら1匹7円…
アジに申し訳ないと思いつつ、心を込めて揚げた。

エラの下をつまんで内臓ごと取る方法がよく紹介されているが、エラはエラで取り、内臓は腹を割いて掻き出すほうが明らかきれいに仕上がる。
手間はかけた分だけ、きちんと返ってくるのだ。

じゃがいもとワカメのすまし汁を添えて。
あ、すまし汁をよそうのに気を取られて、油の中でみるみる縮んでいった素揚げのニンジンとピーマンは見なかったことにしてね。

(2023/9/14記)

チップなどいただけるとは思っていませんが、万一したくてたまらなくなった場合は遠慮なさらずぜひどうぞ!