読書感想文 『三つの石で地球がわかる』
『三つの石で地球がわかる』
〜岩石がひもとくこの星のなりたち〜
藤岡換太郎 著
講談社 ブルーバックス
子どもが夏休みの理科のレポート課題に選んだ「柱状節理」(城崎近くの玄武洞や、伊豆半島に多いですね)から、柱状節理の出来方などを調べる資料の一つとして選んでいた本である。
私の知ってる石の知識と言えば、パワーストーンと言われる水晶やアメジストetc、あとは鍾乳洞やヨーロッパで多い石灰岩あたり止まり。玄武洞の柱状節理を形作る玄武岩も、そういえばなんとなく、な程度であったため、正直なところ、この本一回読んだだけでは、とてもとても😅💦。それでも、そこらに落ちてる石、川や山で目にしていた石や岩。子供が幼稚園の時に連れて行ってもらった淡路島の海岸で拾ってきた「チャート」(火打ち石)など、今までの人生であちこちに「石」は転がっていた。
「石は地球のすべてを記録している」
46億年前の地球の誕生から連綿と続く石の年月。あまりに壮大過ぎてクラクラするが、その壮大さの端っこを、少しだけ覗かせてもらった気分である。
日々の細々としたことに振り回されがちな「日常生活」。宇宙誕生から地球誕生、そんな巨大すぎるスケールが、足元の小石の中にもある。とても不思議な、読後感となった。
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