見出し画像

メルロの白ワイン (スイスでワイン造っているの?#2)

前回のブログではスイスでワインが造られていることをご紹介しました。
今回はどのようなぶどう品種が栽培され、どんなワインが造られているのかご紹介いたします。

スイスには50種類以上の品種があり、ピノ・ノワール、メルロ、シャルドネやソービニヨン・ブランといった国際品種だけでなく、土着品種などあまり知られていない様々な品種が生産されています。
この多様性もスイスワインの魅力といえるでしょう。

メルロの白ワイン

様々なぶどう品種が栽培されていますが、その中でも特筆すべきは「メルロ」です。(タイトル画像はティチーノ州のメルロ畑)

メルロの主要産地であるスイス南東部ティチーノ州では、他の国や地域で通常造られる赤ワインだけでなく、ロゼや白ワイン!も造られているのです。
多くの方は「メルロの白」と聞けば驚かれると思います。

見た目は白ワインなのに赤ワインに近い味わいがあり、初めて飲んだ時には驚きと感動がありました。
同じような感動を味わえるのではないかと、しばらくは他の国の赤ワインを造るぶどう種で造られた白ワインばかり探して買っていた時期がありました(笑)

メルロの白ワインを飲んだことがきっかけでスイスワインの虜になりました。
みなさんにも一度味わっていただきたいスイスワインの一つです。
(下の画像はおすすめメルロの白ワインです)

画像2

マリアージュ

ワインも大好きですが、料理を作ること、食べることの大好きなぼくは日ごろから色々な料理とのマリアージュを楽しんでいます。

メルロの白に合う料理はズバリ「豚しゃぶ」です。
特にゴマだれに合わせるのが私のイチオシです。
豚しゃぶ以外には、ハモの湯引き(酢味噌)、きくらげ天(さつま揚げ)、ポテトサラダが合うと思います。
同じハモの湯引きでも梅味噌はダメです、合わないのでやめてくださいね~

ワイングラス

ワイングラスはどのようなものを選べばいいのでしょうか?
白ワイン用?それとも赤ワイン用?

私のオススメはシラー用かリースリング用です。
シラー用で飲むとメルロの持つボリューム感を引き立て、リースリング用ではさっぱりと飲めます。
いろんなグラスで試してみるのも楽しみの一つですね。

主なぶどう品種と畑の面積

主なぶどう品種と畑の面積は以下の通りです*
スイスワインをご存知の方なら、スイスといえば「シャスラの白」をまず最初に思い浮かべるかと思いますが、畑の面積でいえば赤の方が若干広く生産量でもピノ・ノワールが一番多いのです。

スクリーンショット 2019-10-30 17.42.37

* 出典:Swiss Wine(スイスワイン業界団体)

スイスのワイン、メルロの白、このブログを読んで飲みたくなったなぁ~なんて思っていただけたら嬉しいです。

Beyond the Glass
ワインを通じてスイス文化を日本のみなさまへ
https://www.vinumhelvetica.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?