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Italian Wine Essentialsはこんな講座でした!
9月からItalian Wine Essentialsを受講して、10月末に受験、11月末に合格証をいただくことができました!
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この講座は比較的新しく、日本でも情報が少ないのですが、とてもいい講座です。12月/1月からアカデミー・デュ・ヴァンで新たに講座が始まるようなので、オススメです!
これから受講される/受講を検討されている方にむけて、どんな内容だったのかを試験の概要を含めて情報共有したいと思います。
Italian Wine Essentialsに関心のある方がある程度いらっしゃれば、今後、私の講義ノートをnoteで公開しようと思っているので、この記事へのスキをお願いします!
どんな講座?
Italian Wine Essentialsは、アメリカのWine Scholar Guildというワインの教育機関が提供しているプログラムです。
Essentialsは4回の講義+試験、という構成になっています。試験は60%以上の正解で合格で、合格証書がもらえます。
合格者は、成績によって、Pass、honors、highest honorsと3段階の評価がつき、Wine Scholar GuildのWEBページで公開されます。
受講者には、テキストが配布されるのに加えて、e-Learningができるオンラインコンテンツが利用できます。
テキスト、オンラインコンテンツ、試験はすべて英語です!
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とはいえ、難しい英語はあまり無く、日本語で覚えても十分対応できるので、大丈夫です。
何を学べるのか?
この講座では、イタリア北部、中部、南部の主要なアペラシオンを一つ一つ紐解いていきます。
各アペラシオンについて、
歴史、地理的、気候的な特徴
ブドウ品種とその特徴
ワインの特徴(香り、風味、酸味、相性の良い料理など)
規定(熟成期間のルールなど)
主な生産者
その土地の代表的な料理
といった内容が整理されており、網羅的に学ぶことができます。
1アペラシオンにつき2ページx36アペラシオンですので、細かく深掘りしていくというよりも、概要的な内容を網羅していく感じです。
どこのアペラシオンが学べるのか?
下記の36アペラシオンが学べます。
北イタリア:スパークリングワイン(6)
Prosecco DOC
Conegliano Valdobbiadene Prosecco DOCG
Trento DOC
Franciacorta DOCG
Lambrusco DOC
Asti DOCG、Moscato d’Asti DOCG
北イタリア:白ワイン(6)
Gavi DOCG
Roero Arneis DOCG
Lugana DOC
Soave DOC、Soave Superiore DOCG
Alto Adige DOC
Collio DOC、Friuli Colli Orientali DOC
北イタリア:赤ワイン(4)
Dolcetto d’Alba DOC
Barbera d’Asti DOCG
Barolo DOCG、Barbaresco DOCG
Amarone Della Valpolicella DOCG
中央イタリア:白ワイン(4)
Vernaccia di San Gimignano DOCG
Orvieto DOC
Verdicchio Dei Castelli Di Jesi DOC
Vin Santo DOC
中央イタリア:赤ワイン(6)
Montepluciano d’Abruzzo DOC
Chianti Classico DOCG
Vino Nobile di Montepulciano DOCG
Brunello di Montalcino DOCG
Bolgheri DOC
Montefalco Sagrantino DOCG
南イタリア:白ワイン(5)
Vermentino di Gallura DOCG
Fiano di Avellino DOCG
Greco di Tufo DOCG
Passito di Pantelleria DOC
Marsala DOC
南イタリア:赤ワイン(5)
Cannonau di Sardegna DOC
Sicilia Nero d’Avola DOC
Etna DOC
Primitivo di Manduria DOC
Taurasi DOCG
試験は何が出題されるの?
細かい数字は出題されませんが、テキスト全体から網羅的に出題される印象です。
イタリアの地理的な特徴やワインに及ぼす影響、各アペラシオンがどの州に属していて、何の品種が使われるのか。土壌はどういった特徴があるのか。
といった内容が幅広く出題されました。
一つ一つの問題は簡単ですが、36アペラシオンについて網羅的に覚えないといけないのが少し大変です。また、イタリアは土着品種が多いので、品種名もかなりの数を覚える必要があります。
どうやって学習するの?
オンラインコンテンツの公式e-Learningでの学習がベースになると思います。しかし、公式e-Learningだけではやや不十分な印象。
テキストも内容は十分ですが、ページによっておそらくライターが違って、書き方のトーンにバラツキがあったり、情報が表などにはまとまっていないため、やや勉強しにくいかもしれません。
私が学習中に作ったノートがありますので、日本人の学習に合った教材として、このnoteで提供していければと思っています。
受講して良かった?
とても良かったです。
この講義を受講すると、ワインショップやレストランで、イタリアワインを理解した上で楽しむことができるようになりました!
アカデミー・デュ・ヴァンの講義では毎回の授業でワインのテイスティングがあり、ワインの特徴も一気に頭にいれることができました。
単なる知識の暗記ではなく、とても楽しめました。
英語がネックの方もいらっしゃると思いますが、内容はとても良いし、英語も難しくないので、ぜひチャレンジしていただければと思います!とてもオススメです!
さいごに
Italian Wine Essentialsに関心のある方がある程度いらっしゃれば、このマガジンで勉強方法を連載していこうと思っています。この記事へのスキや、マガジンの購読で関心の大きさを把握しようと思っていますので、ぜひよろしくお願いします!
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