Italian Wine Essentials講義ノート①：概要編
Italian Wine Essentialsは、アメリカのWine Scholar Guildというワインの教育機関が提供しているプログラムです。テキストがすべて英語ということもあり、私の日本語ノートを共有したいと思います！
今回は各DOCG/DOCに入る前の概要パートです。最終テストを受験した経験から、テストに出る可能性がありそうなところに絞っています。
こちらのマガジンでItalian Wine Essentials関連記事を連載していきますので、マガジンのフォローもよろしくお願いします！
Topography
イタリアは南ヨーロッパに位置し、西からフランス、スイス、オーストリア、スロベニアに面している。
75%が山か丘。Alps山脈とApennines山脈に主要なブドウ畑がある。
ローマ時代から斜面にブドウ畑があり、今でもその多くが残っている。
平地
イタリアの中ではもっとも狭い地形。
最も広い平地はPadan Plainで、最も長いPo Riverが流れる、陸地の2/3以上を占める。
海
イタリア半島は地中海に面しており、4つの海域に分けられる。
アドリア海、イオニア海、ティレニア海、リグリア海
各海はその土地の気候をおだやかにする大きな役割を担っている。
河川
イタリアには多くの河川があるが、短いため影響は少ない。
湖
どの湖もAlps山脈からの冷気の影響を和らげており、大きな影響を持っている。
Lake Garda、Lake Como、Lake Iseo
Climate
イタリアは緯度が10度以上南北に伸びているが、ワイン生産地域の気候を決定する主な要素は標高である。
標高の影響
ブドウの育成期間が伸びる
酸を維持したまま、香りの複雑さを増すことができる。
ほとんどのブドウ園が標高が高いところにあるため、イタリアはヨーロッパでも収穫が最も遅い国。
Soils
Sedimentary（堆積性）
ほとんどのブドウ園が沖積岩の岩盤、海洋起源、氷河期の堆積
Bedrock of alluvial or marine origin, Deposit from glaciers
Metamorphic（変成性）
イタリアの山脈の形成中に、熱、圧力、化学変化によって多くの変成岩ができた。
Gneiss（片麻岩）、Schist（片岩）、Slate（スレート）
Sardegena, Calabria, Northeastern Sicilia, Alps
Volcanic（火山性）
火山性の土壌は栄養素が高く保水性が良い。
Italian Wine Law
DOCG - Denominazione di Origine Controllata e Garantita
最も品質が高いワイン
特定の生産地域の中で固有の本質的な品質を示すワイン
DOC - Denominazione di Origine Controllata
DOCGにもう一歩足りないワイン
DOCGよりも広いエリア
IGT - Indicazione Geografica Tipica
作られた地域によって定義される
地域は非常に広く州をまたぐこともある
Generic Wine / Vino
アペラシオン外で栽培されたブドウや複数のアペラシオンのブドウがブレンドされる
生産量
DOCG/DOC = 50%、IGT=25%, Vino=25%
Italian Wine Terms
Classico ：オリジナルの歴史的地域で作られたワイン
Superiore ：高いアルコール度数で特徴づけられたワイン
Riserva ：出荷前に追加の熟成期間を経たワイン
Rosso ：赤ワイン
Bianco ：白ワイン
Spumante ：完全な発泡ワイン
Frizzante ：半発泡ワイン
Passito：半乾燥ブドウから作られたワイン
最後に
お役に立ちましたでしょうか。
Italian Wine Essentialsに関心のある方がある程度いらっしゃれば、このマガジンで勉強方法を連載していこうと思っています。この記事へのスキや、マガジンの購読で関心の大きさを把握しようと思っていますので、ぜひよろしくお願いします！
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