お家でワインを美味しく飲みたいならグラス選びが大切。オススメのワイングラスタイプ5つ。
お家でワインを楽しむ時は、まずグラスから考えたい。
いつもワインのセミナーをする時にお客さまにお伝えすることです。
こんにちは、鵜沼です。
ワイングラスなんて脚がついていればどれも一緒でしょ?
そんなことを考えていませんか?
ワインによって美味しく飲めるグラスというのは違うんです。
まずは色々なワインを楽しむのに、お家に揃えたい4つのタイプのグラスをご紹介します。
まずは1つ目。
チューリップ型のシャンパーニュグラス。
シャンパーニュはもちろん、小ぶりなので甘いデザートワインも楽しめます。
写真はちょっと高級なグラスですが、安いものもちゃんとあります。
次はリースリング型と言われるグラス
(形は後で出てくるボルドー型と同じような形状で小さめなボウル)
冷やして飲むような爽やかな白ワインやボジョレーヌーボーのような軽めの赤ワインなど多種多様なワインを美味しく楽しめる。ある意味万能型です。
どれかまず1つということならこのリースリング型のグラスがオススメです。
これはブルゴーニュグラス(丸みを帯びた大きめのボウル)
樽が効いたようなふくよかなシャルドネや、繊細で香り高いピノノワールを飲むのに適してます。
フランスのブルゴーニュ地方で作られているようなスタイルのワインを楽しめるからブルゴーニュグラスと言います。
ボルドーグラス。(縦長で楕円形のようなボウル)
ボルドーの白ワイン(ソーヴィニヨンブランなど)やボルドーやカリフォルニアのカベルネソーヴィニヨンなどのしっかりとした赤ワインを飲むときに適してます。
ここに上げたものは代表的に大きく分けたもので、この他にも、ブドウ品種やワインのタイプに合わせて細かく設定され作られた専門的なグラスもあります。
ワインを美味しく飲みたいならグラスはとっても大切です。
家ではコンビニやスーパーで買えるリーズナブルなワインを飲んでるからいらない?
冗談じゃない。
家でリーズナブルなワインを飲むからこそ、より美味しく飲めるようにグラスにこだわるんです。
試しにマグカップとワイングラスに同じワインを注いで飲んでみて下さい。
香りも味も全然違うと思います。
この話をすると「ウソだ」と何人ものお客さまに言われたことがありますが、実際に目の前で味わってもらうと「なんでこんなに違うの?」といつも言われます。
適したグラスというのは、ワインの香りを適切に溜めます。
香りが味に影響するのはみなさん経験したことがあるはずです。
風邪をひいた時、鼻がつまっている時、食べ物の味が感じられなかったことないですか?
ワインの香りが味に影響をするというのは、あれと同じなんです。
いつもと同じワインを飲んでいるのに味が違うなと感じたらワインに原因はなく、グラスや自分の体調がよくない場合もあるんです。
適したグラスを手に入れたら、そこに注ぐ量も考えてみてください。
ほとんどのワイングラスの形は、香りが溜まるように造られています。
ワインの香りは揮発するアルコールと共に上がってきます。
なので、香りをたくさん溜めて美味しく飲みたいなら、ワインの液面が広くなるようにすれば良いんです。
つまり、グラスの一番膨らんだところが注ぐ目安になります。
いいグラスはそこをしっかりと考えられて作られています。
ご家庭でのワインライフを盛り上げるには、まずグラスから考えたいというのがおわかりいただけましたでしょうか?。
脚がないグラスもおすすめです。
ボクはここ何年も家では下のようなステム(脚)がないタイプのものを使っています。
お家でグラスを洗うときに怖いのはステムが折れてしまうこと。
このOグラスは、洗うときも拭くときもその心配がありません。
最近はこのステムのないタイプ、100円ショップにも同じようなものが出ているので探してみるといいかもしれません。(おそるべし100円ショップ)
ただし、グラス自体が薄いので拭くときは気をつけてほしいです。
グラスを大切に長く使うコツは、酔っ払ったときに洗わないこと。
1晩ならグラスに水をためて翌日の朝洗っても大丈夫です。
酔っていると手を滑らせてグラスを落としたり、力の加減が上手くいかなくて拭いている途中にちぎってしまうように割れることがあります。
もちろんたくさん経験してきた(割ってきた)から導き出せた答えですけどね。笑
このブログで、あなたのワインライフやお家飲みが、もっと豊かなものになることを祈っています。