暑気払いハイボールと婚姻届
【呑屋日記7/10】咲夜の口開けは下北沢のビストロで働いているM君。
フメリスネリの効いたアジャプサンダリをアテに
キノコの出汁のようなクヴェヴリワインを。
「これあいますね、」
「ね、ほやのオレンジワイン蒸しとかもあうよ、かわりだねだけど笑」
「想像できます、相性いいだろうなあ」
と、さちラボレシピを語り合いながら、私もM君もわははとよく笑う。
石毛直道の食紀行で80年代に出版されたコーカサス料理の石毛流レシピを参考にしていることなど、
料理をつくるかたとの会話はphaseを変えておもしろ展開でき脳が楽しい。
続いて酒場天使Oちゃん♡
「なにかつめたくておいしいおさけをください」
「はいよ♡」
いつもウイスキーをキで味わう子なのですが、これだけ暑いとすすめてみたいハイボールがある。
写真のシングルモルトです。
夏のハイボールはこのサイズのグラスで45mlぴったりで。これが一押し!
4、5年前まではアラン10年が頻伽の定番ハイボールでしたが、なんとも値上がりがえげつない。
そこからアラン10年につづくハイボール用モルトを探しつづけたサチであった。
そして行き着いたのがこちら。
割るにはもったいないとおもいきやいやはや炭酸で割るとべつものにかわる魔法の子。
青い林檎のようなさわやかな味になり、さーっと入ってきながらもモルトの余韻にもひたれるシルキーさ。
暑気払いにぴったりな小粋なハイボールでございます✨✨✨
続いて開店当初から頻伽を応援してくださっている美食家で旅好きなH女史がお二人で。
食後にスッキリとけれども深みと旨みのあるオクロさんの2018のクヴェヴリを。
つまみには半生でねっとりとした熟成サラミを。
スライスせず、一口サイズにちぎるかんじで表面を荒っぽくし、
ワインのタンニンと肉のあまい脂をくちのなかでじゅんわりあわせる提案をする。
「ママ!これ…おっいしいぃ!」
「でしょーー♡」
それを見ていたOちゃん。
「わたしもそれください」
ねっとりした熟成サラミをリンクウッドのストレートであわせる神業を決行。
さすが呑みプロ。
そこへ酒天女なつこ登場。
「さちさん!がっつり系のハイボールくださいっ、さちさんに一杯!」
「はいよ♡」
ヴァレッヒェンのダブルマチュアードをまよわず。
シュパッと飲み干した後、沖縄の瑞穂酒造のホワイトラム離島シリーズをソーダで。
瑞穂酒造は創業嘉永元年の首里最古の泡盛の蔵元で、沖縄県で2番目に古い老舗酒造。
ここへナッチャンの友達が嫁いだという。その子にLINEしながらそこのお酒をソーダ割りでのんでいて素敵なリンク♡
はじめて来てくれた女子たちもトスカーナのコーヒーラムリキュールの豆乳割りなど楽しんでくれている。
そして店内はナッチャンとシンゴの二人だけとなり、本日のメインイベント。
婚姻届の保証人として署名の儀。
わたくし年の功でこれまで七組の婚姻届に捺印させていただいてきました。
たいせつなひとのたいせつな書面に書かせて頂くのは異常な緊張を要します。
今回も緊張してしまい書き間違えて真っ青になりました。
しかし!さすがもってる二人はやはりもってる、もう一枚もっていた!
無事書き終えほっとしました。
ナッチャン、シンゴ、はらはらさせてごめんね。
ご結婚おめでとうございます㊗️
#シグナトリーヴィンテージ
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