『正義』
あの淇の川の奥まった所を見てみれば、緑に映えた竹がなんとも美しく繁っている。
その竹の如くに、美しき徳を有した君子が居り、その人なりは、切磋琢磨して自らを磨き上げてやまない。
厳にして寛大なり、明にして威儀あり。斯様な君子が及ぼせし徳は、いつまでも忘れられることはないであろう。
あの淇の川の奥まったところを見てみれば、緑に映えた竹が盛んに繁っている。
その竹の如くに、盛なる徳を有した君子が居り、その人なりは、かの服飾の如くに威厳ありて麗しき徳で溢れている。
厳にして寛大なり、明にして威儀あり。斯様な君子が及ぼせし徳は、いつまでも忘れられることはないであろう。
あの淇の川の奥まったところを見てみれば、緑に映えた竹の勢いたるや至れり。
その竹の如くに、至れる徳を有した君子が居り、その人となりは、精純にして自ずと温潤たり。
その心意は宏大にして皆と和するに至る、ああ、その車するは卿士の車なり。善く親しまれしも、禮に背くなし。【詩経-国風-衛風:淇奧】
国には、四維が有る。一維が絶たれれば傾き、二維が絶たれれば危うくなる。三維が絶たれれば覆り、四維が絶たれれば滅ぶ。
傾いても、まだ正せる。危うくなっても、まだ安んじられる。覆っても、まだ起こせる。だが、滅べば、もはやどうしようもない。
では、何を四維と言うのか?一に「礼」であり、二に「義」であり、三に「廉」であり、四に「恥」である。【管子 牧民 1:2】
礼を以て学問を愛し、義を以て挑戦を続け、廉を以て私財を蓄え、恥を以て猛省を重ね、そして、『愛国心 伯胡への書簡集』の完成と出版を目指す。
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