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【ベトナム料理】もっちり食感がたまらない!蒸し餅バインゾーを作ってみた!

ベトナムバイク旅29日目を更新しました!
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みなさん、こんにちは!
今回はベトナムの伝統的な蒸し餅
「バインゾー」 を作ってみました!
南部では「バインヨー」と言います。

一見、中華風ちまきに似ていますが、
実は 米粉を使ったもっちり生地 と、
豚ひき肉やキクラゲを包んだ
シンプルながら旨味たっぷりの具材
が特徴です。

◇作っていく!

☆餡

ベトナム料理では、
玉ねぎをあまり使わないのですが、
バイン・ゾーには珍しく玉ねぎが使われるのが特徴!

バイン・ゾーといえば、キクラゲ!
と言っても過言ではないほど、欠かせない食材です。
コリコリとした食感がアクセントになります。

☆生地

今回はお家にあった
バインクオン用のミックス粉(米粉+タピオカ粉)
使ってみました!

ただし、このミックス粉を使うと
食感がやや柔らかめになり、
あまりおすすめしません。

生地はしっかり 濾してダマをなくします
なめらかで均一な食感 に仕上がります。

表面張力ギリギリ

鍋に入れてじっくり加熱しながら混ぜ続け
もったりとしたクリーム状 になったら火を止めます。
本当は火を止めた後も、
さらに混ぜ続けるのが理想的です。

☆バナナの葉

バナナの葉には 表(つるつるした面)
裏(少しザラザラした面) がありますが、
つるつるした面を内側(食材に接する側) にします。

そうすることで、防水性が高まり、
生地がくっつきにくくなる
だけでなく、
葉の香りが生地にしっかり移ります
つまり、左の包み方は誤った例ですね。

つるつるした面を内側にして、
生地 → 具材 → 生地 の順で入れます。
このとき、生地はスプーンにくっつきやすい ため、
スムーズに作業するには
スプーンに軽く油を塗る のがおすすめです。

端を折りたたみ、しっかり包みます
型を使わずに自然と三角形の形ができると、
なんだかちょっと嬉しくなりますね

でも、思ったよりも超ミニサイズになってしまい
バイン・ゾーというより
バイン・ウーに近いかもしれません。

バイン・ウーは、
小さめの三角形のちまきのようなベトナム料理で、
バイン・ゾーと似ていますが、
もち米を使う点が違います。

包んでいる途中で 葉が破けてしまいました
バナナの葉を2枚使ったのですが、
底の部分が1枚になっていたのかもしれません
もしかすると、3枚使えばより丈夫になり、
破れにくくなるかもしれませんね

蒸し器に並べ、強火でしっかり蒸していきます
ここでひと工夫!
下の鍋のお湯にライムを入れるのもおすすめです。

蒸し終わると、バナナの葉の色が鮮やかな緑から
深みのある緑や茶色っぽい色に変わります。
ふわっと広がるバナナの葉の香りがたまりません。

おお、なんだかちまきっぽい仕上がりかも!
想像以上にそれっぽくなって、
ちょっとテンションが上がります!

中身はこんな感じです!
生地をうまく詰められなかったせいか、
三角形にならず…
ちょっと形が崩れてしまいました。
でも手作りならではの味わいですね!

今回の生地は違う配合だったので、
柔らかすぎたのかもしれません
それでも、味はしっかり美味しい!  
やっぱり 温かいうちに食べるのがベスト ですね。

◇市販品

バイン・ゾーはベトナムで人気の軽食 なので、
街中の屋台や市場、食堂など、
どこでも気軽に買うことができます!
真空パックに入った冷蔵のちまき
もあります!

今や コンビニもローカライズ化 して、
バイン・ゾーがコンビニでも手に入る時代に!
昔は屋台や市場で買っていたけれど、
今では手軽にコンビニで買える ので、
忙しい時や小腹が空いた時にもぴったりですね。
私も昔、ランチによく食べていて、
本当に美味しかったです!

◇バインクオン用の粉

作ってから気づきましたが、
バインゾー用に粉を調整すれば、
もっと理想の食感に近づけたかもしれませんね。

バインクオンとバインゾーでは
生地の食感がまったく違うため、
もっともちもち感を引き出す工夫が必要です。

バインゾーの生地はバインクオンより弾力があり、
しっかりした食感なので、
タピオカ粉を加えることで
モチモチ感をアップできます。

また、少し厚めの生地にするために、
水の量を控えめにして硬めに調整するのもいいですね。

でも、思いがけず新しい発見ができたので、
次に活かせそうです!
こういう偶然の試行錯誤も楽しいですね。

◇中華ちまきとの違い

よく中華ちまきと比較されますが、
決定的な違いは「生地」と「味付け」 です。
バイン・ゾーはちまきよりも、軽く食べやすい
「ベトナム風の蒸し餅、肉まん」
のイメージですね!

生地の違い
・中華ちまき
もち米 を使い、
 もちもち&しっかり食べ応えあり
・バイン・ゾー米粉&タピオカ粉 で作るので、
 柔らかくてもちっとした食感

味付けの違い
・中華ちまき
五香粉や醤油 でしっかり味付け
・バイン・ゾー塩味ベースでシンプルな味わい

食べるシーンの違い
・中華ちまき
は、端午節(旧暦5月5日)の伝統食
・バイン・ゾー は、日常の軽食や朝ごはん

◇バイン・ウー

ちなみに、バイン・ウー・マン であれば、
中華ちまきに近い食べ物です。
もち米を使う点や味付けが共通しており、
醤油や五香粉を使ったしっかりした味付け
です。

実は、バインウーは、
中国・広東地方からベトナムに伝わったもの
で、
非常に長い歴史を持っています。

特にベトナム南部や華僑コミュニティでは、
端午節(旧暦5月5日)
に食べられる
伝統的な食べ物です。

また、バインウーには、
緑豆餡や黒糖を使った「甘いバインウー」 もあり、
こちらはおやつ感覚で楽しめます。

◇バイン・チョー

一方、ベトナム北部では、
端午節に「バインチョー」を食べるのが一般的
です。
こちらも、ピラミッド型のもち米のちまき です。

特徴的なのは、
アルカリ性の水(灰汁・あく)に
餅米を浸して作ります。

この方法で作ることで、
独特の透明感のあるもち米の食感 になり、
甘いシロップをかけて食べることが多いです。

バインチョーは中国の広東省がルーツとされ、
中国の「碱水粽(アルカリ水ちまき)」
に似ています。

また、日本にも似た文化があり、
鹿児島・宮崎・熊本など南九州地方では
「灰汁巻き(あくまき)」

端午の節句に食べられています。

ベトナム、中国、日本と、
それぞれの文化に共通する
ちまきの伝統があるのは面白いですね!

◇まとめ

バイン・ゾー は、
米粉で作ったもちもちの生地に、
豚ひき肉や木耳(きくらげ)を詰め、
バナナの葉で包んで蒸した

ベトナムの伝統的な軽食です。

もちもちの生地とジューシーな肉餡が
絶妙にマッチし、優しい味わいが特徴です!

シンプルながらも、
バナナの葉の香りがほんのり移ることで、
奥深い風味
になります。

ベトナムでは朝食や軽食として親しまれ、
屋台や市場、コンビニでも手に入る身近な存在です!

蒸したては特に美味しく、
ぜひ温かいうちに味わいたい一品です!


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改めまして、
最後まで読んでいただき、
みなさん、本当にありがとうございます!



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