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オメガ3と生活習慣病⑫予防策

オメガ3で生活習慣病を防ぐためには、なるべく血糖値を上げないように摂取するのが大切なので、食物繊維と一緒にとることができる飲み方をする必要があります。
血糖値が上がるということは脂肪が内臓などに蓄えやすくなることを意味するので、生活習慣病を防ぐためには、血糖値を急激に上げないようにして、中性脂肪値を低く保つことが大切です。
オメガ3は不飽和脂肪酸の中でも脳の認知機能に関与したり、血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの値を下げる働きがあるとされています。
この不飽和脂肪酸は体に吸収されるとDHAに変換されるので魚からDHAなどの健康成分を摂取するのと同じ効果が期待できます。オメガ3を多く含んでいるのはナッツ類や緑黄色野菜、植物性の油などですが、簡単に摂取できるとして人気の高いものにはアーモンドやカシューナッツなどがあります。
これらのナッツはオメガ3だけでなく、たんぱく質や炭水化物も含まれているので、少量食べるだけで十分に生活習慣病を予防することができます。
アメリカやヨーロッパなどでは空腹時にナッツを食べる人に肥満体型の人が少ないとされていて、チョコレートやドーナツなどを食べる代わりにナッツを食べるのが流行しています。
オメガ3はサプリメントとしても販売されていて、多くの場合は魚油から作られています。DHAなどを含むオメガ3のサプリメントはアメリカなどでは人気ランキングトップの商品になっていて、日本でもドラッグストアなどで購入することができます。
日本人の場合は魚を食べる機会が多いので、オメガ3が不足することはあまりないとされていますが、欧米型の食事を毎日食べている人は不足をしている可能性があります。
また不飽和脂肪酸は摂りすぎてもあまり意味が無いとされていて、オメガ3の場合はオメガ6脂肪酸とのバランスを考えて摂取する必要があります。
植物性油脂ではオリーブオイルにも含まれていますが、含有量が多いのは亜麻仁オイルなので、魚が苦手な人の場合は亜麻仁オイルを取ることで不足するのを防ぐことができます。
しかし亜麻仁オイルは独特の風味があるために、使用する料理が限られているので、多くの場合はサラダなどにそのままかけてドレッシングとして食べられています。
注意点としてはオメガ3脂肪酸は酸化しやすいので加熱しない料理に使用するということで、魚を食べる場合には焼き魚ではなく、刺し身の状態で食べないとたくさん摂取することはできません。

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