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Z世代が思う「とんねるず」と「ダウンタウン」の印象
先日、とんねるずが武道館ライブを行った様子をニュースで見た日から僕の中で、とんねるず熱に火がついた。
ブレイク当時の動画見漁り、木梨憲武さんの自伝を読んだりと、歌って踊るとんねるずの一面を今更ながら知ると同時に魅せられている。
木梨さんの自伝にも「なんかアイドルみたいじゃ
ん」と綴られていたので相当な人気だったのだろう。
23歳、Z世代の僕は、リアルタイムのとんねるずの印象を上げるとしたら「みなさんのおかげでした」「スポーツ王」と多くはないが、その番組の存在感は、凄まじかった。
Z世代のワンフー(とんねるずファン)じゃない人は、東京ドームでコンサートをした事や、「ねるとん」「夕やけニャンニャン」の頃の、ブレイク当時の勢いを目にする機会がなかったものの、自分が2010年代の小学生当時、「みなさんのおかげでした」の影響を受けた男子で「男気じゃんけん」や「修徳締め」を真似し、盛り上がっていた。
とんねるずの部室ノリをトレースをしておけば面白い雰囲気になるので、少なくとも僕が通っていた小学校の男児達への影響力は計り知れなかった。
対してZ世代の僕が持つダウンタウンの印象は「ガキ使」「HEY!HEY!HEY!」「ダウンタウンDX」「水曜日のダウンタウン」等、松本人志さん単体でも「すべらない話」「IPPON」「ドキュメンタル」等がある。
「ごっつええ感じ」や「夢で逢えたら」等のダウンタウンが売れ出した時を知らずとも、当たり前だが、お笑い界のボス的存在感が感じ取れていた。
そして僕の高校では身内だけの忖度で笑い合う「IPPONグランプリ」や「すべらない話」が開催されたりした。
とんねるずは、そのままトレースしておけば、とりあえず面白い空気になるが、大喜利やトークは、各々の地肩によるので、「IPPON」や「すべらない話」の真似をしても笑いを起こすのは難しいが、そのフォーマットからなる雰囲気を真似するだけで満足感があった。
お笑いを目指す人達は、ダウンタウンに憧れて真似をする「松本病」「ダウンタウン病」にかかっていたと言われているが、5年前の高校生ですらダウンタウン病にかかっていた。
学生がダウンタウンと、とんねるずを真似したくなる理由は、なんかイケてる感を演出できるからだろう。
ダウンタウンは、クリエイティブな感じのイケで、とんねるずは、学校内の人気者感のイケ。
僕は昔の「ごっつええ感じ」や、とんねるずの歌をYouTubeからテレビに繋いで見ている。
そんなZ世代。