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ジャフィービスケットとジャファケーキ

「ブリティッシュ・ベイクオフ」を見ていた影響で、お菓子の歴史の本などぱらぱらと読んでいるときに思い出したビスケットがありました。

ロッテ・ジャフィー

ちょっと柔らかい全粒粉のようなビスケットの上にオレンジのゼリーがのっていて、その上がチョコ・コーティングされています。
オレンジとチョコの組み合わせや、軟らかめの食感がすごく好きだったのに、いつのまにか姿を消してしまって、すっかり忘れていました。
たまに思い出して、あれ美味しかったな~、どうしたんだろう・・と思ったりしていました。

思わずイラストも描いてしまったよ。

知っている人は、ある程度の年齢かと思いますが
昭和53年から平成7年まで発売されていたそうです。
発売当時(1978年)は220円と、けっこうお高かったよう(その後250円になったらしい)。

なぜ今になって思い出したかというと、
イギリスにジャファケーキというお菓子があるんですね。
ビスケットの大きさのスポンジの上にオレンジのゼリーがのって、チョコでコーティングされている。
この説明と写真を本で見たとき、これって子供のころに食べてた「あれ」(名前が思い出せなかった)にそっくり!と思いました。
イギリスではマクビティのお菓子だったので、日本でもマクビティブランドかと思ったらロッテでした。
本場のと多少厚みなど違うらしいですけど、イギリス在住の人がほぼ同じ、というようなことを書いているのをweb上で見つけたので、やはりジャファケーキをもとに作ったようです。

1927年に売り出されたジャファケーキは、イギリスで国民的人気があるそうなのですが、「ビスケットかケーキか」ということで議論になったらしいのです。
チョコがかからないビスケットは非課税だけど、チョコがけビスケットは贅沢品になるので課税対象。
でもマクビティはケーキだといって譲らなかったそうです。
結局、時間が経って湿気るのがビスケットで、乾燥して固くなるのがケーキ、ということでジャファケーキは「ケーキ」ということで非課税になったとか。

以上はweb上に書いてあったことですが、お菓子の歴史の本にもそのようなことが書いてあった覚えがあります(図書館に返しちゃった。また借りよう、いやもう買おうかな)。

今回あらためて検索してみると、ジャフィ―ビスケットについて「あれ好きだった。また食べたい」という意見がたくさん出てきました。
やっぱりみんな同じこと思ってたのね。

ちなみの発売当時のCMの映像も見つけたのですが、
「奥様は魔女」(これもある程度の年齢じゃないともう知らないですね)で魔女のサマンサ役をやっていた女優さんが出ていたみたい。

なんだか懐かしい昭和のお菓子の話でした。

そうそう、似たようなお菓子がカルディで売っていたようなのですが、いまもあるのかな? 今度チェックしてみようと思います。

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フランチェスカ
書くこと、描くこと、撮ることで表現し続けたいと思います。チップは自分を豊かにしてさらに循環させていけるよう、大切に使わせていただきます。

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