足利の古印最中
ほとんどの和菓子は好きですが、さほど積極的に食べたいと思わないのが最中です。
そんな中でここの最中は好きといえるのが、栃木県足利市の老舗和菓子店・香雲堂の「古印最中」。
なぜかこの最中は食べたいと思うのです。
栃木県足利市は母の実家があったところで、子供のころは毎年夏休みに祖母の家に遊びに行っていました。
足利には、日本最古の学校といわれる「足利学校」の史跡があったり、大日様とよばれる鑁阿寺(ばんなじ)、今では大藤で有名な足利フラワーパークなどがあります。
その足利学校や鑁阿寺などの古印等をかたどったのが古印最中だそう。
そして、香雲堂の包み紙やお菓子の名前の文字を書いてるのが、「人間だもの」の相田みつを。
若い頃、生活のために足利の商店の包み紙のデザインや宣伝文句を書いていたそうなんですよね。本人の言葉も残っています。
書いた当時はこんなに有名になるとはお店の人も思ってなかったでしょうから、よかったですよね(笑)。
相田みつをさんは、私の叔母にあたる人の小学校の同級生。
叔母といっても十歳で亡くなっているので、私は影も形もなかったですけれども。
亡くなった叔母のすぐ下の妹にあたる別の叔母(ややこしいな。私にとっての叔母ですが)に、相田さんが「あなたのお姉さんはもっと美人だった」とか言ったそうで、叔母は「失礼な」とぷんぷん怒っていた、という話を聞いたことがあります。
先日、お土産でひさしぶりに食べたので、懐かしくなって書いてみました。
ちなみに、森高千里の「渡良瀬橋」でも有名になった町です。
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