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サーキット走行を支える整備の裏側:GRヤリス編

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今日は朝から事務所の模様替えが進行していて、以前よりも広く感じられるようになった。自動販売機も新たな位置に移動され、事務所内の雰囲気が少し変わったのは新鮮だった。そんな中、私はGRヤリスのブレーキオーバーホール作業に取り掛かることに。

このGRヤリスは、サーキット走行を楽しむオーナーが所有しているため、ブレーキ周りにはかなりの負担がかかっているようだ。特に、ブーツは熱によって硬化し、すでに破れている状態。ブレーキキャリパーは4ポットで、通常の作業よりも手間がかかるものの、腐食などの大きな問題はなく、作業は順調に進んだ。年式が比較的新しいことも幸いして、シール類の交換だけで大きなトラブルはなく完了。

熱害でブーツへダメージ
分解へ
ゴムなのに割れていく
オーバーホール完了

来月にサーキット走行の予定があるということもあり、ブレーキパッドも新品に交換した。さらに、高性能なブレーキフルードも投入し、サーキットでのパフォーマンスを最大限に引き出せるよう調整を行った。試運転を終えた感触としては、ブレーキのフィーリングは非常に良く、これなら次のサーキットでも思い切り楽しんでもらえるはずだ。来月の走行をオーナーが心待ちにしている様子が目に浮かぶ。

サーキット走行ならエンドレスが1番
フルードもエンドレス

作業を終えて一息つきながら、こうしたサーキット車両のメンテナンスに携われることの面白さとやりがいを再確認する一日だった。サーキットでの走行に向けて、自分の手で整備した車両がどのように走るのかを想像するたびに、仕事の楽しさを感じる。

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