猫のコクシジウム症
今回は、猫のコクシジウム症についてです。
日常の診療において遭遇する機会が多い病気です。犬や猫には従来からその存在が知られていて、犬もしくは猫の交差感染性がないことが明らかになっています。
臨床徴候、感染経路、検査及び診断、治療及び予防について記載します。
個人的な私見もありますので、あくまでも参考に。
【感染経路】
感染経路として、成熟オーシストを経口摂取する、非固有宿主を捕食するかのどちらかです。猫の体内では、感染後オーシストが排出されるまでの日数はそれぞれの種によって異なることがわかっています。猫の場合、虫卵排出期間以降の10日前後の糞便検査で検出することができる。
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