2020年投資したカメラ機材とその理由
「どうせカメラやるならプロレベルを目指そう」と8月に日本に帰国した筆者はカメラに関する機材を購入しまくった。
普段から生活費月5万円もあれば幸せな筆者、酒もタバコもギャンブルも人付き合いも外出も少ないので貯金はそれなりにあったのだ。
そこで今回は2020年に筆者が購入した機材について紹介しつつ購入した理由、そして撮影した素材について提供していこうかと考えているぞ。
参考にしてみてくれ。
カメラ
・Sony α7iii
前に使っていたSony a6400は動画を撮影する時にジンバルがないとブレるのだが、この機体は手ブレ補正がついているため手持ちでも滑らかな動画が撮れるのだ。
さらにフルサイズ機なのでセンサーサイズが大きいにも関わらず、ミラーレスのためコンパクトで軽く持ち歩きながらスチル(静止画)も動画もどちらも撮れるぞ。
・Sony a7C
Sony a7iii はどちらかと言えば自分以外の何かを撮影するためのカメラだ。
一方でSony a7C はモニターの向きを反対にできるバリアングル(レンズの方向にモニターを向けられる)なのでVlogや動画を作る際に使えるようになっている。
簡単なVlogならばZV-1Gの方が安いし小型なので旅のお供に最適かもしれないが、レンズを色々と持っているのでa7Cにしたと言う事だ。
・Black Magic Pocket Cinema Camera 4K
コンデジや一眼レフカメラでも十分に高品質な映像が撮影できるが、シネマカメラはRAWでの映像撮影が可能になる。
RAWとはどんなものか知りたかったので購入してみたが、とにかく編集作業が多くなりカメラ自体が大きいので「ポケットじゃなくね?」と持ち運びに不便を感じている。
とはいえこの値段で映像のクオリティが爆上がりするので買って良かったと思う。
・GoPro Hero 9
VlogやBlog記事を書くのであればいつでも携帯できる小型カメラが良いと思いGoPro Hero9 Blackを購入する。
ただ、普通に記事とかVlogであればコンデジやSony a7Cの方がクオリティが高いかと思う。
手振れ補正が強いGoProはスポーツをしたり動きが伴う際に活躍するぞ。
レンズ関係
・E 50mm F1.8 単焦点レンズ(ソニーストア)
写真を練習するには50mm などの単焦点で練習するといいと言われている。
初心者の頃はなんでも画面に入れようとするのだが、50mmのレンズは撮れる範囲が狭いため「何を撮るか、何を撮らないか」を判断する必要があり「引き算の撮影」が身につくのだと思う。
ということでコンパクトなこのレンズは常備していてもいいかもしれない。
・ソニー FE 24mm F1.4 GM
GMレンズは高いのだが、このレンズは広角が撮れてかつ明るさも1.4までF値を下げることができるレンズなのだ。
基本的にF値が小さいほどレンズの値段は高くなる。
GMレンズはソニーが出しているだけあってオートフォーカスなど本体とレンズの連携がバッチリだ。そのため良い感じのボケを出しつつオロオロする挙動不審の犬の瞳にも焦点を合わせてくれるぞ。
・Laowa 単焦点 広角レンズ7.5mm F2
BMPCC4K用なのでマイクロフォーサーズ形式のレンズだ。BMPCC4Kは意外とでかいサイズなので小型のレンズを使って機動性を高めようと考えたわけだ。
ちなみに小型なのでドローンなどにも使われるらしい。
・VILTROX 85mmf1.8 中望遠単焦点レンズ
このレンズは50mmよりもさらに狭く中望遠なので少し離れてから撮影をしないといけない。単焦点はその画角に特化してボケが綺麗なのが特徴だ。
このレンズは中国メーカーのものだが、85mmを持っていなかったので購入したところ写真を撮ったときのボケが面白かった印象がある。
好みにもよるが後ろの玉ボケが多角形の形をしているのと、画面中央に斜めに伸びる玉虫色のゴーストが綺麗だ。ポートレート撮影に向いているかもしれない。
ただ一方で水族館に行った際に魚を撮ろうとするのだが、最低焦点距離が0.9mなので少し離れて撮影しなければならなかった。という事で後述するマクロレンズを使って近づいて魚を撮ろうかと思ったわけだ。
マクロレンズ
マクロレンズを使えば被写体に近づく事ができ、小さなものでも拡大して撮影できるためスマホでは撮影できないような写真や動画が撮れるぞ。
スモールライトを使うが如く、家の中であっても写せるものの可能性が無限に広がるので一つは持っておくとB-rollなどに使えるかもしれない。
・Laowa Probe 24mm
このレンズは細長い形状をしており防水のため水の中に突っ込んだり、穴とかにも突っ込んで撮影することができる非常に面白いレンズだ。
2021年はこれで色々と遊んでみようかと思っている。
・Sony SEL90M28G FE 90mm F2.8 Macro G OSS Lens E-Mount Full-Frame
先のレンズは細長くジュラルミンケースに入っているので持ち運びにくい。
ということで持ち運びやすいレンズを探したところ、このレンズは中望遠ほどのサイズ感でマクロ撮影だけでなく通常の撮影にもかなり重宝するレンズとなった。
GMレンズにしては結構コスパが良いのではないだろうか。
望遠レンズ
ソーシャルディスタンスと言われるが、要は距離をとる事が必要とされた2020年では望遠レンズはかなり重宝するだろう。
・Sony FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS 超望遠ズームレンズ
バズーカみたいに重いレンズだがこれを使えば月の表面のクレーターだったり、やたらと挙動不審な鳥にも実際に近づかずに撮影する事ができるぞ。
標準レンズでは「スマホとかコンデジと何が違うの?」と思う人でも望遠を使えば人とは違った写真が撮れるかもしれない。現段階でSony Aシリーズを使うのであれば最強の望遠レンズなのではないだろうか。
・SIGMA100 - 400mm F5 -6.3
流石にバズーカみたいなレンズを毎回持ち歩くわけにはいかないので、カバンに入れて持ち運びができるシグマのレンズを使ってみた。
この望遠は水族館や動物園など、移動が多くて遠くに離れた被写体を撮影したい時に使えるレンズだと思った。ただ、レンズを交換する際は重いので落としたら一発KOするかもしれないので取り扱い注意だ。
NDフィルター
ボケを作るためにはF値を開放して明るくする必要があるが、明るすぎれば画面が白飛び祭りになってしまうのでレンズのサングラスことNDフィルターを使うのだ!!
例えばこれはND4だが、4倍くらい明るくできると思っておくといいかもしれない。もう少し明るさを抑えるには重ねるといいのだが、その際に ND4 x ND4 を重ねると 4 x 4 = 16 倍暗くなると考える事ができる。
ただ、そこまで重ねるのが面倒だという場合はNDの数値の高いものを準備するといいかもしれない。
例えばシャッタースピードを遅くしても明るくなるが、その場合もこういったNDフィルターが役立つのでいくつか持っておくと重宝するぞ!
レンズフィルター...?
一応いくつかのレンズにはレンズ保護用にフィルターをつけているのだが、正直レンズフードをつけておく方がゴーストなども発生せずに良いのではないかと考えている。
ジンバル
Zhiyun Weebill S
ジンバルを使うと動画を撮影する際にブレを抑えることができる。
ジンバルを選ぶ基準は色々とあるが、基本的には自分が使うカメラとレンズの重さでも大丈夫かどうかだろう。
Zhiyunストアから直接注文したところ着払いで送料を請求されたり二回も注文をキャンセルされたのですぐに欲しい場合は代理店を使っても良いかもしれない。
三脚関係
三脚には高いものから安いものまであるが、その違いは素材だ。
安いものから順にプラスチック、アルミ、カーボンとある。
そして次に雲台の種類も自由雲台、3ウェイ雲台、ギア雲台、ジンバル雲台....など色々とあるので調べてみよう。
望遠などの重たいものを載せる場合はカーボンを購入する。
・ビデオ三脚
まず三脚はカーボンかアルミを考えるがカーボンの方が高い。
この三脚はテレビ局などでも使うレバー式の調整ロックなので個人的にはネジ式のものよりも高さなどの調整がしやすい事から選んだ。
実は以前カメラと軽いタイプのものを風が強い日に使ったところ、かなり揺れてしまったのである程度の重さがあった方がブレが少なくなるかと思う。特にシャッタースピードを遅くする場合はガッチリした三脚は重要だ。
・3ウェイ雲台
三脚の上に装着する雲台だが、カメラを設置した後にカメラの向きを変える場合、三方向に変えられるということで3ウェイ雲台を持っておくと便利だ。
自由雲台は球体の雲台で自在に変更できるのだが、重たいレンズを装着した時に前に倒れやすかったりするので3ウェイが無難かもしれない。また2ウェイも3ウェイに比べると回転できる方向が少ないので不便なことがある。
・ジンバル雲台
これは望遠レンズを使わないのであれば必要ないが、望遠レンズを装着して鳥などのよく動く被写体を追いかける時に使える雲台だな。
・カメラスライダー
スライダーがあると同じスピードで同じ方向にスライドする映像を撮影することができる。
こちらのでかいものを購入した結果、三脚に載らないのとでかいので持ち運んだり移動させるのが不便だった。もちろんスマホでスライドできる点はかなり良いと思う。
一方でこちらのスライダーは手動だがコンパクトで三脚にも取り付けられるのでちょっとしたシーンに使える動きができるぞ。
照明・ライト
・リングライト
室内で人物を撮影するときはこのリングライトはかなり使い勝手が良い。
リングライトを使うと瞳の中に丸いリングが写って綺麗だぞ。
ちなみに最近、「ごくせん」を見ていたらヤンクミの瞳にリングの光が見えて「リングライト使ってるなぁ」と思ったぞ。
ちなみにこれはレンズにつけられるタイプのものだ。
・モバイルバッテリーライト
手持ちで光が欲しい時にこのLEDランタンは結構役に立つ。
ちなみに光も白色光とオレンジの色で切り替えられるので便利だぞ。
ドローン
筆者はMavic Mini2 と言う小型のドローンを持っており、それを使ってたびたび撮影をしていた。
このドローンは200g以下のため航空法の規制外になるメリットはあるが、一方でセンサーサイズが小さいデメリットがある。
センサーサイズは光を集めるセンサーの大きさで、DJI MINI2は1/2.3インチのサイズ(6.2mm x 4.6mm)に対し、例えばDJI Mavic 2 Proは1インチ(13.2mm x 8.8mm)ある。光を取り入れるセンサーの面積は4倍も差があるのだ。
DJI Mavic 2 Pro に関しては2020年内に届かなかったのでまた使った様子などを記録して行こうかと思う。
まとめとプレゼント
もう書ききれなかったのと飽きたのでこの記事を終わることにした。
基本的にあまりお金をかけるのは好きではないのだが、高いものを買うのにはいくつか理由がある。
1、長期的に考えると得をする
安いからという理由で購入した結果、すぐに破損してしまったり不安定になって事故につながることがあるかもしれない。
一年使える1万円の安い機材よりも10年使える10万円の機材なら質の良いものを10年使えることにもなるから結果的に得だったりするのだ。
2、自由度が増え後悔が減る
スペインに滞在していた頃、Sony a 6400 というカメラを使っていたのだが何度も「フルサイズ機を買っていれば...」と後悔したことがあった。
スペックの高いものを持っておくとできることが増えたり、「この機材を使ってダメなら仕方ない」と後悔せずに諦めがつくぞ。
3、モチベーションが上がる
流石に100万円以上もお金をかければ「途中でやーめた!」とはならない。
特に筆者の場合は食べ放題のお店でも元を取ろうと思うので、せっかく高いお金を払ったのであればそこから何かしら元を取ろうとモチベーションが上がったりするのだ。
プレゼント
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