長崎で親しみのある魚『キビナゴ』
年間通して観察でき、経験者でも群れに巻かれると感動する『キビナゴ』。
体験ダイビングでも遭遇率は高いので初めての水中世界でも観察はもちろんですが、キビナゴに巻かれる可能性はあります。
今回はこの『キビナゴ』についてのお話しです。
馴染み深いキビナゴ
温帯・亜熱帯の暖流域が生息域ですが長崎では年間通して観察することができます。
産卵時期を除いて特定の時期が数が多くなるということはなくいつ潜っても高確率で出会える魚です。
居酒屋でもお世話になります(笑)
産卵は複数回あるらしい
今まで夏、正確には7月にしか産卵行動を観察した事ないけど
春=大規模な産卵
夏=大規模な産卵
秋冬=小規模な産卵
と多くて3回はあるみたいです。
7月産卵後の秋は稚魚が多く見られるけど冬場も小さい個体を見かける機会が
あるなーと思ってたけど複数回行われてるので謎が解けました。
寿命は1年ぐらい
地域差も多少あるみたいですが概ね1年ぐらいの寿命らしい。
タコやイカと同じサイクルですね。
オススメの時期は冬
年間通して観察はできるけどオススメなのは『冬』。
濁りが少なく透き通る水中世界に銀色の体色を輝かせる。晴れてたら一段と輝かせながらダイバーを巻いてくれます。
遭遇率は高いです。
理由は分かりませんが秋終わりから冬始め辺りは浅いエリアによく集結します。水面移動するぐらいの水深です。
群れを形成しておらずただ集まっているような感じで浅場で観察します。群れだと敵が来れば一目散に逃げるのですがただ集まってるだけなので逃げる行為はあまり見られません。
逃げないただ集まった空間にダイバーがバシャバシャと水面移動するので驚いて海から飛び出してくることがよくあります。
タモ入れてたら確実にGetできそうな感じです。
この時は驚き跳ね上がるだけなので方向確認してないみたい、おかげで髪の毛や耳に突っ込んで来られるというレアな経験ができました( ̄▽ ̄;)
秋冬にも小規模ながら産卵あるのでもしかしたら産卵行動かなと観察してましたが成体以外も集結してるので産卵ではなさそうです。
運任せで良ければ『夏』、産卵シーンを観察できますよ^^
地方名がある魚
地域によって呼び名が異なります。
長崎では『キビナ』の方が伝わりやすいかな?調べてみたら『カナギ』って名称も長崎ではあるみたい。
聞いたことないんだけどみんな使ってる?