"stranger" そして「異邦人」- 宮本浩次の極北を生きる衝動
stranger とは本来、人づてや土地勘のない場所に生きる者、見知らぬ環境に放り込まれた部外者を指す。
だから外国人のこととは限らないし、誰しもが"stranger"になりうる。
見慣れた場所がある日突然見知らぬ場所になっていることもあるだろうし、馴染みのある人間関係が急激な変化を遂げることもあるだろう。
勢いある子音が続く語感もあいまって、この言葉からは寄る辺なき身の心細さや寂しさ、孤独、そしてそれでも生きていく逞しさやしなやかさまでも感じずにはいられない。
この感じは宮