「数学って何の役に立つんですか?」 こういう疑問は1回くらい思っただろうし、高校生からよく聞かれる。ネットで検索すると「役に立たないことは無い、こういう風に役に立つ」と書かれている記事を多く見る。 果たしてそれは本当だろうか? 私はそうは思わない。そこらで書かれている「役に立つ」例はせいぜい中学数学で十分だし、なんなら算数の応用でもいける。それに上のような質問は「数学」じゃなくて「“今やってる”数学」だろうし、しかもそれが直接役に立つかどうか聞いてるのであって別に問題を解く
先日、Youtubeである動画を見ていたところ「モジュール化」という単語が出てきた。その動画内では「一つ一つが集まったものを大きな一つの集合体として見る」という意味で使われていた。 例えるなら車のエンジンは様々な部品から成り立っており、その部品それぞれが固有の役割を果たしているが、エンジンとして組み立てた後は個々の部品がどう動くかを見ずに“エンジン”として見るという具合だ。 当然車にはエンジン以外にもたくさんのパーツが集まって成り立っている。今度はエンジンやバッテリー、タイヤ
高校数学:高校までに習う数学 大学数学:大学以降で学ぶ数学 私は大学で物理学を専攻している。 と同時に、数学も好きなのでちょこちょこ勉強している。 傍から見れば両者とも数式をいじってなんかやってる印象だが、両方やっていると物理学と数学の違いがなんとなくわかってくる。 高校生のときは数学科と物理学科の違いがよくわからなかった。教員には「高校数学が好きなら物理学科に行け。数学科の数学は哲学だ。」とも言われていた。 言いたいことはわかるし、端的に説明するとそれで良いけど、この記
大学受験で、はたまた定期テストで、乗り越えるべき最大の刺客はこれという人は多いのではないだろうか。ではなぜこれほどまでに数学は学生を苦しめるのか、ただの大学生ながら少し考えてみました。 自己紹介 地方から上京して理系をやってる大学生です。専攻は物理学、過去の栄光にとらわれて今でも大学受験の数学・物理を解いてます。 動機 塾講師としてアルバイトをしていたことがあり、その時は主に数学を任されていました。数学を苦手とする生徒も多かったのですが、なぜ苦手なのかは大体3パターン