牡蠣を開ける女（Woman opens oysters）/ヨハネスフェルメール
オランダで牡蠣を食べるの？と思うかも知れませんが、意外にもオランダは牡蠣の産地として有名です。
そんな牡蠣がオランダでは無料で取り放題、食べ放題とのこと。いや、現在では1人一日10ｋｇまでという制限があるみたいですね（大きなオランダ人でもそんなに食べられるんでしょうか？）
フェルメールがほぼ一生を過ごしたデルフト近郊は市街地なので港町ではないのですが、フェルメールもオランダの美味しい牡蠣をたくさん食べていたのでしょう。
ちなみに牡蠣は媚薬と信じられていたことからエロティックな象徴として描かれることが多く、17世紀頃からオランダでは風俗画に多く登場するようになりました。露骨な男女の食事風景でなく、女性の作業風景として描かれているのがなんともフェルメールらしいところです。
未公開作品。制作年不明。所蔵元非公開。