謎石考察 #02『滋賀・石山寺』
こんにちは、véritéです。
源氏物語の始まりの地、また、四季折々の花が咲き誇る「花寺」としても知られる滋賀・石山寺。
こちらの境内には、瀬田川を見下ろす月見亭や、日本最古の多宝塔、そして、国の天然記念物となっている大岩があります。
こちらの大岩の写真を見た時から、とても興味をもっていたのですが、ようやく出向くことが出来ました✨
最寄り駅は、 京阪石山坂本線石山寺駅より徒歩13分。
東大門から参道を歩きますと、「くぐり岩」と称する岩が目に飛び込んできます。
その岩の足元には浅い水が張ってあり、大きな鯉が優雅に泳いでいました✨
急こう配の石段をあがっていきますと、右手に凛としたご神木が見えました。
と同時に、目の前に巨大な岩が現れました!!
その姿は、写真で見るより圧巻でした!!
この大岩は、硅灰石(けいかいせき)と呼ばれ、多量に産出するものは、陶磁器の原料などに用いられることもあるそうですが、こちらの大岩は、大切に保全され続けているようです。
特筆すべきは、この大岩の色です。
現在は灰色をしていますが、以前は真っ白だったというのです!!
そのため当時は「白色」の代表的なものの例えとして引き合いに出され、松尾芭蕉が「おくのほそ道」の中で「石山の 石より白し 秋の風」と詠んだほどだったとか。
ちなみに、日本最古の多宝塔のある山頂でみた岩は、稲荷山で見た岩にとてもよく似ていました✨
。。。ひょっとして、稲荷山も昔は白い岩の山だった?!
いずれにしましても石山寺の大岩は圧巻で、見どころがいっぱい!!
春になったらまた訪れたい場所になりました✨