娘の行動をなんとかしたい。相手を変える方法って……?
今日はインナーチャイルドについて、
お問い合わせがあったので、お答えしたいと思います。
高校生の娘さんが過食症なので、
セラピーを受けさせたいというお問い合わせでした。
その方は、ご自分の育て方が良くなかったせいで、
娘さんが過食症になってしまったと思われていました。
娘さんのインナーチャイルドを癒せば、
良くなってくれるのではないかという思いから、
お問い合わせをいただきました。
さて、
娘さんにセラピーを受ける意思がないのに、
セッションをする意味はあるのでしょうか……?
答えは、
いいえ。
です。
セラピストに、娘さんが心を開かずに、
時間だけが過ぎ去っていくでしょう。
では、どうすればいいのでしょう……?
わたしは、お母さん自身がまず、
カウンセリングを受けることをお勧めしています。
まず、お伝えさせていただいているのは、
お子さんが、過食症になったり、
不登校になったりするのは、
お母さんの育て方が悪かったからではありません。
ということです。
ほとんどの場合、
お母さん自身のインナーチャイルドが、
お子さんに影響を与えているのです。
わたしたちは、育ってきた環境から、
様々なことを学習します。
クセだったり、考え方だったり、
習慣だったり、
行動パターンだったりを身につけていきます。
例えば、ここで、お母さんをかおりさん(仮名)とします。
例えば、かおりさんが幼い頃、
かおりさんのお父さんが怒りっぽい人だったとします。
お父さんが怒ると、
お母さんが、ビクビクしてしまう……。
そして、子供達(かおりさん)が怒られても、
お母さんは何もできずに小さくなっていたとしたら……?
かおりさんは、
「お母さんは助けてくれない。」
と感じていたかもしれない。
お父さんが怒ったら、
黙って嵐が過ぎ去るのを待つ……。
という学習をしたのかもしれない。
そうして、
かおりさんは、お父さんのような人と結婚した場合、
ご主人が怒り出したら、ビクビクして小さくなる……
というお母さんと同じようなことをしてしまったり、
お父さんのような人は絶対嫌!
とお父さんとは真逆の、
全く怒らない人を選んでしまって、
子供が悪いことをしても
怒ってくれない。
と不満を持ってしまうことも……。
この場合、まず、かおりさんのインナーチャイルドが
抱えていたものを癒すことが重要です。
かおりさんの幼い頃を癒し、
心の奥底(潜在意識)に抱えている問題を
解決することによって、
周りの人たちにも影響を与えるのです。
自分以外の他人は変えられないけれど、
自分を変えることができたなら、
周りも自然に変わっていきますよ!
それでは、この後も素敵な時間をお過ごしくださいね╰(*´︶`*)╯♡