官能美の悪女学。
ふと想いたち、軽井沢への一人旅。
ホテルのデッキで瞑想していると、
涙がぽろぽろ流れてきた。
とくに、哀しいわけではないのに。
とくに、辛いことがあるわけではないのに。
なのに、この涙は何なのだろう。
自分に問いかけると、
【悪を悪とせずに、悪を味わう余裕がないと
官能美には至れないのよ】
と声がした。
この涙は、わたしの内なる悪女が
下半身の股の間からだけではなく、
上半身からも垂れ流している蜜なのだろうか。
わたしの中の悪女。
そういえば、そうだった。
わたしは世間一般的には、
いわゆる悪女として人生を謳歌していた。
数々の悪事をさらりとやり遂げ、
さらりと逃げきる、そんな女だった。
そんなわたしが、
自然と共存する女性の真の在り方を
古代の叡智から紐解く官能美学を
発信する今に至ったのは、
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