【初心者向け】カメラの重要ステータス「重量」の話
大切にすべきは…
カメラを選ぼうとしていると、センサーサイズだとか、有効画素数だとか、様々な性能が目に入ってくる。
カメラを始めようとしている人はきっと、ほかの記事やネットで様々な情報を学んでいることだろう。(学んでない人も見てね)
やっぱり画質だとフルサイズが強いのかなぁ〜
有効画素数はある程度あった方がトリミング耐性あるしなぁ〜
AF性能がいい機種だといいなぁ〜
などなど勉強している人は思っているのかもしれない。なんでもそうだが、初めてカメラを持つためにあーでもないこーでもないとするのは、とても楽しいものである。
しかし、ここでひとつ提唱したいことがある。
カメラ初心者ほど「重量」を重要視すべきだと。
重量?
となったと思う。そんな何故に?って感じだと思う。
しかし、これがとても大切な事項であるのだ。
なぜ重量が大切なのか
自分の身なりについて考えてみよう
カメラを持つ前のあなたの装いについて考えてみよう。
ズボンのポケットにはスマホ、人によってはイヤホンやICカードなども入っているだろう。(スカートならカバン行きかな)
鞄はリュックだったりショルダーだったりトートだったり色々だろう。その中には財布などが入っている。
喉が渇くから飲み物は必須だ。カバンに入るなら水筒やペットボトルを鞄に入れてしまおう。
そんなこんなで外に出る装備が出来上がった。
カメラを装備すると?
ではここでそんなあなたにカメラを装備してみよう。
カメラにはストラップが付いているが、常に首から提げるわけではない。きっと写真を撮る時以外は仕舞いたいタイミングもあるはずだ。
ではこの時、あなたの鞄に大きなカメラは入るだろうか。
写真を撮るためだけに出る装備なら多分入るだろう。
けれども日々の帰り道で写真が撮りたかったとすると、大きくて嵩張るカメラは通学通勤の日に持てるだろうか。
もしくは、オシャレ着に合わせるためのその小さなバッグには、大きなカメラは入るのだろうか。
きっと厳しいものがあるのではないだろうか。
ちなみに軽い機材なら、まだ首に提げ続けていても疲れないので、カバンがどれだけ小さくてもどうにかなるものである。
けれども重い機材だとそうもいかないので絶望的だ。
どれだけいいカメラでも、持ち出さなければただの高級文鎮である。高級文鎮という言い方はとある方がしていたのを見て言っているのだが、まさにその通りである。
いいカメラを月一で持ち出しても、出先でパッと撮ったスマホの写真の方がいい感じなことだって、いっぱいあるはずだ。
参考までに言うと、フルサイズカメラはレンズ込みで重量が1キロを超えることが多い。モバイルノートパソコン位の重量である。
聞きたい、あなたは友達とのランチに1キロの重量物を担いで行く気力があるだろうか。
ある?そいつは変態だ。
重い機材でも良い人悪い人
カメラが欲しい理由が「ガチで写真を撮りたいから」とかの写真メインの用途なら良いとは思う。性能の高い機材ほど重くなるのは世の常であるから、それはもう諦めてトレーニングあるのみである。フルサイズに行ったって良い。
しかし、カメラを始めたい人で
「出かける時とか、日常生活の色々を綺麗な写真に収めたい」という人は居ないだろうか。
何か日常生活のアレコレに付随してカメラを使いたい人。
こういう人達はカメラの重量に気をつけた方がよい。
わかりやすく言うと、フルサイズカメラは避けた方が良いと思う。もちろんロマンとかそういったものがあるのは否定しないが、それは沼ってからの2台目でも遅くないはずだ。
特に女性は気をつけた方が良いと思う。
これは別に男女差別とかではなく、カバンが男物より小さいことも多いし、筋力的にはやっぱり不利というか疲れると思う。
実際自分のパートナーもAPS-C機にキットレンズ2本でも結構嵩張ってそうである。初心者からすると、以外にカメラは大きく嵩張るのである。
機種の例
自分の体力に自信が無いのであれば、最低でもAPS-C、なんならマイクロフォーサーズでも良いと思っている。
マイクロフォーサーズであればOM SYSTEM(オリンパス)のPENシリーズなんて小さくて最適だ。
何処にお出かけするにしたって割と持っていきやすい。
同じマイクロフォーサーズでもファインダーが欲しいならパナソニックのLUMIX DC-G100なんかもいい感じだ。
このふたつは標準ズームを合わせても合計で400g台しかない。スマホ2台分くらいなので、取り回しやすく持ち出す難易度はグッと下がるはずだ(スマホ2台分の重量増も辛い場合は、コンパクトデジタルカメラに行くか、スマホカメラの技術を磨いた方がいいと思うよ)
APS-Cサイズセンサーとなると、一番取り回しやすいのはVLOGCAM ZV-E10などである。ファインダーレスな分、シンプルで扱いやすい。
基本的にセンサーサイズが大きくなるほど、本体とレンズ両方が大きくなるので、軽さという面では不利になってしまう。
その分ボケ味などは強くなるので、実際に店頭に行ってみるのも手であろう。このサイズなら持っていけそうだなと思ったサイズを買うのが良い。
正直APS-C機の場合はエントリー帯ならどれも軽量なことが多い。
これもファインダーレス機だ。ニコンの方が少しグリップが分厚いのと絵作りが違うので完全に好みである。ソニーの方が爽やかな絵を吐き、ニコンの方が落ち着いた忠実な色味を吐くメーカーである(傾向)
ファインダー有りの機種だと以下のようなものがある。
下位モデルにR100というのがあるのだが、コストカットが酷い為おすすめしない(モニター固定、タッチパネル非対応、旧世代AFなど)
キヤノンは鮮やかかつ鮮明な画を吐くので、1番初心者向けのメーカーであると思う。
堅牢性だとニコンは1歩強いなと思うので、無骨なカッコイイカメラが好きならあり、レンズの質も高い。
動画よりかは写真向き。
ソニーは動画性能に優れているので、動画も撮りたいという人は先程のVLOGCAMと両方おすすめである。また、社外製レンズが多いので、色々レンズを変えて遊んでみたいという人にもおすすめである。
まとめ
カメラというのは、けして安い買い物ではない。それ故に奮発していいものを買おうと思うかもしれないが、重量を見誤るとせっかく買っても文鎮と化してしまう。
皆さんも自分にあったカメラをゲットして、是非写真の世界を楽しんで頂きたいと思う。
本体400gくらいまでは軽い部類である。
基本的に初心者は、レンズ合わせて600g以下までにすると幸せになれると思う。
非力な人はレンズ合わせて500g以下にするといいと思う。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?