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最近のGXPA16 GRヤリス前期にて多発している案件。ディーラーさんやGRガレージでも解決できない特殊な症状とは?その原因はトヨタ車には珍しい意外な部品でして、ここでそれ、壊れる?って言う話。

我々ビークルフィールドには毎日多数のGXPA16 GRヤリスが

訪れまして、各オーナーから様々な相談を受けます。

大体は過去のBLOGやnoteに書いた様な内容ですが
最近やたらと増えているのが
「4000rpm以降は普通に速いのですが
 4000rpmまでのトルク感が乏しくて、ブースト計を見ていると
 どうもブーストが低いように感じるんです・・・。」

っと言う相談。

実際に乗って診て、ブーストメーターを凝視していると
確かに4000rpmまではブーストが1.0kでキープされていて
4000rpmを超えるとブースト1.5kぐらいまで上がります。

はい、この症状、ECUはノーマルです。

「GRガレージに相談したのですが
 最大ブーストはしっかり掛かっているから
 こんな物ではないでしょうか?と返されてしまいました。」

・・・でしょうね。

パッと乗っただけでは、確かに高回転ではそれなりに速いです。
普段GRヤリスに乗っていないスタッフが試乗すれば
「こんな物ではないでしょうか?」
と言うのも頷けます。

っがオーナーは今迄ずっと乗ってきたので
フィーリングの変化と言うか、なにかがおかしいと感じます。

実際に数百台のGRヤリスに試乗して来た身からすると
明らかに4000rpm以下は遅く感じます。
4000rpmを超えてからドンっと加速するので
平成初期のドッカンターボの様なフィーリングで
初めて乗る人なら逆に速え~となるのですが
普段からGRヤリスに乗っている人なら
「これはおかしい。」
と感じる症状です。

診断機を繋げてノック補正学習値を診て見ます。

しっかりとブーストの掛かる4000rpm以降のノック補正学習値は23.6と
最大値では無いものの最大値に近い数値で特に問題ありません。

っが

4000rpm以下のノック補正学習値が15.4と
初期値の10.7から幾らも上がっていません。

はい
4000rpm以下でブーストが上がらないと言う症状を発症している
GRヤリスのほとんどが、この4000rpm以下のノック補正学習値が
10台に留まっていると言う感じです。

なんだ~
じゃあ強制リセットとか言う奴を掛けて再学習すれば良いのでしょ!
って思った方は我々ビークルフィールドのnoteやBLOGの
かなりのディープリーダーだと思います。

っが、事はそんな単純じゃないんですよ。

だって4000rpm以上のノック補正学習値はちゃんと上がってるんです。

実際に強制リセットを行って

ノック補正学習値を10.7まで戻したうえで再学習を掛けても

4000rpm以上は23.8まで上がりましたが
4000rpm以下は相変わらず15台をウロウロしているだけでした。

一体なにが原因でこんな症状になるのか?

安心してください。
我々ビークルフィールドはその答えを知っています。

その答えとは・・・。


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