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本年最後の有料記事!GXPA16 GRヤリスで失火の様な症状に悩まされて半年・・・。一般修理工場でもディーラーでもGRガレージでも原因が分からなかった車両が入庫したのでダイナパックに載せて診ると とんでもないトルク変動を起してました。

2024年最後の有料記事となると思います。

明日と明後日はnoteを絶対に書く!と言う自信がありません。
書いたとしても、酔っぱらいながらの適当な記事になると思うので
恐らく無料のどうでも良い内容だと思います。

その為、本年最後の締め括りにふさわしい内容として
GXPA16 GRヤリスのなかなか稀に見るトラブル事例を書き綴ります。

事の始まりは今年の7月頃だったそうです。
走行中5000rpmを超えた辺りからブブブブと失火の様な症状を発症。
当初はたまに出ると言う感じだったのが
だんだんと発症率が高くなり、最後は毎回出ると言う過程に。

話だけを聞くと点火系のトラブルか?と思うのですが
オーナー自らプラグとダイレクトイグニッションを交換したものの
症状は一向に収まらなかった様です。

最初は一般の修理工場にて学習値のリセットをしてもらったそうですが
症状は収まらず、次はトヨタディーラーへ入庫。
原因の予想すら出来ず、最後にGRガレージに持ち込むも
「様子を見ましょう」
と言う事で返されてしまったそうです。

どうにもならずに項垂れていると
先輩の知り合いが弊社スタッフと知り合いだったそうで
我々ビークルフィールドに入庫する運びとなりました。

診断機を繋げて試運転すると、オーナーが訴える症状はすぐに発症し
言われれば失火と判断してもおかしくないような
ブブブブと言う突っかかりが4800rpから6000rpmまで続きます。

っが不思議な事に6000rpm以上ではそれが収まるんですよね・・・。

当然と言う訳ではありませんが、この手のトラブルは

大体の場合エラーコードなんて出ません。

ヘルスチェックも行い、全ユニットのエラーコードを見ますが皆無。

トラブルが出ているからと言って、必ずトラブルコードが出る訳ではなく
逆にトラブルコードが出ないと言う事がヒントになります。

ノック補正学習値に関しては、リセット後の再学習にて

表のノック補正学習値23.0

裏のノック補正学習値は20.4
最高値ではありませんが極悪でもありません。

ダイナパックに載せてパワーチェックを行うと

4500rpmぐらいまではトルクが上がって行くのですが
その後地獄のジグザクトルク変動が起き
ダイナパックに載せた車内でもクルマがグワングワン揺れます。

パワーチェック時の各LOG値を見て行くのですが
制御としては正常に行われていると思われます。

ただ、制御とその結果が相いれない部分が1か所見受けられたので

ちょっと関係部位を確認すると・・・やっぱりね・・・。

ではなぜこう言う事になっているのか?
続きは有料ページにて書き綴る事にします。


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