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空燃比が急に濃くなったり薄くなったりする日産車。最終的な原因は皆がやりがちなアノ作業が原因でした。原因が分かるまでかなりの時間を要したS15 シルビアでの空燃比異常は空燃比は異常では無かった件。

以前我々ビークルフィールドにてECUセッティングを行ったS15
オーテックシルビアは走っていると回転上昇がつっかえる事があるとの事

A/Fメーターを付けて走ってみると
空燃比が9台まで濃くなったりならなかったりします。

ログを取るために

PCを車載して各項目のLogを記憶させながら走行。

記憶したデーターを読み込んでアナライザーにて診て見ても

これと言った該当ポイントは見当たらず・・・。
A/Fが9台にまで濃くなってしまうような原因として考えていた
エアフロ電圧の急激な上昇やスロットルポジションセンサの誤動作
インジェクター吐出量の異常な増大等は見受けられませんでした。

以前ダイナパックでセッティングした際は
全負荷域で大体12.5台に合わせてあるので9台はかなり濃い状態です。

純正ECU内のROMデーターの内容が勝手に変わる事は絶対にありません。
消えるなら丸ごと消えるので、エンジンが掛からなくなります。

TOMEIのレイテックは別ですが・・・。

レイテックは2週間ほど車に乗らずにバッテリーが上がると
セッティングしたデーターだけ揮発して
イニシャルデーターは残ると言う最悪な仕様です。

エンジンさえ掛かってしまえば、オーナーは
「なんかグズ付いてるけどプラグが被ったかな?」
なんて言いながら走ってしまいます。

実際にそういうBCNR33 オーナーがいらっしゃいまして
「ビークルさんのセッティング、施工してもらった直後は良いんだけど
 1か月もするとグズグズになっちゃうのよね~。」

って言われて調べて診たら
一生懸命作ったデーターは勝手に消えてたって言う結末でした。

我々ビークルフィールドが
TOMEI製パーツを使用しない原因の一つでもあります。

話を元に戻しまして、今回の空燃比異常
何か機械的なトラブルでA/Fが濃くなっているのか?と
燃圧測定をして診る事に。

燃圧センサーを装着して、レギュレーターの負圧ホースを外して見ると

3.4kか~。微妙に高いけど・・・

整備書の基準値は3k。

日産整備書は嘘つくからな・・・。

それに3kが3.4kになったからって
12.5だった空燃比が9にはならないと思います。

ん~・・・。

もう一度LOGを取りながら長めにそして負荷高めに走って診ました。

調子が悪いときはエアフロ電圧が高く、グラフも触れていますし
点火時期が15度で固定されてしまっています。

やっぱり制御系がおかしい!?

調子が良いときは

エアフロの電圧が相応値になり
点火時期は20度から30度の間を推移して行きます。

上のグラフと下のグラフで、同じアクセル全開の3950rpmでも
エアフロ電圧が3.59Vと3.02Vと差が大きいことも読み取れると思います。

なかなか厄介な、この現象。
結構長い間原因を探っていましたが、なかなか特定出来ません。

ECUセッティングした際にエアフロをR35用に変更してありますが
この際だと思ってカプラーから純正ハーネスまでの配線を
新規で作り直す事にしました。

ついでにどこかおかしなところはないか?
とエンジンルームを診ていると・・・。

如何にも怪しいビニールテープで絶縁された配線が出てきまして・・・。

そのビニールテープグルグルの個所を握ったり離したりすると~???

続きは有料ページにて書き綴って行きます。

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