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4G63エンジンを積んだランエボは昔から燃料系がネックだと言われてましたので、その対策だと言って、浅はかなショップやプライベーターが手を施しますと普通に遅くなると言う現実・・・ご存じですか?

CD9Aと言う型式で世の中に出てきたランエボ。

エボ3でCE9Aと言う型式になりましたが圧縮比を高めたのと
燃料系のトラブルが多発する事が原因で
ブーストアップするとボッコボコ エンジンが壊れたり
タイミングベルトが5万キロぐらいで切れて
バルブとピストンゴッツンコ・・・。

なかなか凶悪なエンジンを搭載したクルマでした。

CN9A ランエボ4やCP9Aのランエボ5/6/6.5でも
燃料ポンプ周りがネックなのは変わらず
CT9A ランエボ7/8/9でも、燃料が上手く供給されない事で
ブーストアップすると、どうも燃料が薄いんだよね・・・
って言う噂が独り歩きしてました。

では、基本的になにがいけなかったのか?

ランエボ3が新車で登場し、チューニングが始まったころ
定番のトラブルがあり
「ブーストアップしたら、ピストン溶けた・・・」
と言う、トラブルと言うには結構重傷な症状でした。

ランエボ1/2ではあまり起こらなかった症状だったので
当時は
「ランエボは3になってエンジンが弱くなった!」
なんて言われたのですが
そうではなくて、燃料ポンプの電圧が不安定な事と
ランエボ3になる事でエンジンの圧縮比が上げられた事が原因で
ブーストアップレベルでもデトネーションを起こし易い状況だったんです。

圧縮比はランエボ4で回転方向が逆転するのと同時に
ターボ車相応の数値に引き下げられたのですが
燃料ポンプへの供給電圧が不安定だと言うのはCT9Aになっても
根本的な改善には至りませんでした。

そこで皆さんバッテリーから直接配線を引っ張って来て
いわゆる
「バッ直で配線引き直す!」
と言う対策が定番化して行きます。

更に純正で採用されていた燃料ポンプが
猫の小便レベルの吐出量しか兼ね備えていない事が明るみに出ると

様々なメーカーからこぞって発売された大容量燃料ポンプなる物を
皆さん我先にと装着して行った訳です。

「これで俺のランエボは壊れない!」

そう胸を張って峠やサーキットを走るのですが
・・・なんか遅くない?・・・
・・・サーキットでのタイムやトップスピードが落ちてる?・・・

って感じるんです。

嫌々、そんなことがある訳ない!
あってもらっては困るんだ~!

と自分で自分に言い聞かせて走り続けるのですが
ライバルとタイマン張って、完敗し

「やっぱり遅くなってた・・・」

と現実を飲み込みます。

なぜ対策した燃料系でランエボが遅くなるのか?

ヒントは
猫の小便レベルの吐出量しか兼ね備えていない純正燃料ポンプ
って言う部分ですね。

燃料ポンプがそのサイズと言う事は、伴って他の部分も〇〇なんです。

有料ページではその原因と対策方法を開示して行きます。


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