【映画感想】糸(2020年)
一昨日これをみて、「あれ?これ見たかも?」と思った(笑)
わたしは小松奈菜さんが大好きなので(この後も何回も言う機会があるとおもいますが、小松奈菜さん出るたびにみるので)見ててもおかしくはなし。
ただ、全然記憶に残ってなくて、この作品が菅田将暉さんと小松奈菜さんがお付き合いして結婚に至った切っ掛けだったと報道されて、「それはみあくては!」とおもったくらい、忘れていた。その時の私のころのひだが平坦だったんだろうな…
ここから、今回見た感想を。
葵のように幼少期にもう「普通」とはずいぶんとかけ離れて育ち、人生を歩み始めた人もいると思う。でも漣のように北海道の小さな町から一歩も外をでなくても、平凡ではない人生を歩むこともあって、それは、地元の幼馴染ですらそうで、これをたまたま読んでいるあなたもそうなのかもしれない、人生ってそういうものかもしれないと思った。
その幼馴染の男の子が30歳手前でカラオケバーで飲んでるときに
「普通になりてぇなあ!!!」
と叫ぶシーンがある。
わたしは、なぜかそこが印象にに残ったのだ。
漣と葵が作中、何度となくギリギリすれ場面でもなく、漣が思い運命を背負う場面でもなく。葵が運命と戦うシーンでもなく。
私たちは、本当は「普通」になりたいと思っているから、
映画の強い愛や運命の糸や、魔法や、異人の突飛な人生をついつい食い入ってみてしまうんじゃないか。
人の不幸を見て涙を流してしまうのではないか?
私は頻繁に、自分は病気のせいで不幸になったと思ってしまう。
だから、運命の相手だった元旦那とも離婚したと思ってしまう。
私は「普通」になりたい。葵のように世界を飛び回らなくてもいい。
地元に戻らなくてもいい。運命の赤い糸でなくてもいいから、
今の旦那と今の子供と一緒に、穏やかに過ごせる日がくるといいな。
今回「糸」で感じたことは以上です。
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