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雄ヒヨコの大量殺処分禁止へ、世界初|ドイツ
いろいろと突っ込みたくなる見出しだと思いませんか?
まず、「雄ヒヨコって大量に殺処分されてたの?」という点。
そして、「その他大勢の国は、まだ殺処分を続けてるの?」という点。
今回は2021年1月21日に報告されたドイツの記事を共有します☺
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前提として知っておいていただきたいのが、養鶏業界において雄のヒヨコは用無しであるという点。卵を産みませんから商業的な価値がありません。そのため、生まれた瞬間に様々な方法で殺処分されます。
ケース1:粉砕機
雌雄を区別されたのちにベルトコンベア上を移動し、シュレッダーのような粉砕機へと運ばれます。一瞬で粉々になります。
ケース2:窒息
ゴミ袋のような大きな袋に詰め込まれ、圧迫し窒息死させる方法です。
ケース3:ガス
ケースに詰め込まれ、ガス室へと運ばれます。苦しみ、のたうち回りながら死んでいきます。
ケース4:川に放流
川に流し、溺死させたり魚の餌にする方法。ピラニアのいる川では一瞬で食べられます。
ケース5:焼却
単に燃やす方法です。
いずれのケースも、ヒヨコたちが孵化して初めて見るのは母親ではなく人間。外の空気も風も匂いも、何も自由に感じることのできないまま粉砕され、窒息やガスに苦しみ、たった数分で短い生涯を終えます。自然な状態であれば、鶏は10年ほど生きることができます。雄に生まれたというだけでその尊い命は一瞬にして奪われます。
このような状況は、世界中で起こっています。日本も例外ではありません。(特に日本は、動物福祉も世界で最底辺レベルなので、鶏以外の動物たちもさらに過酷な状況下に置かれています。)
そこに一石を投じたのが、今回のドイツの閣議決定というわけです。
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動物福祉についてはveganのなかでも様々な意見がありますが、今回のニュースによって、「知らなかった事実を知った」人も多くいるのではと推察しています。その意味においては、世界が良い方向へさらに前進した、個人的にはそう思っています。
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【参考記事】
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