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私、大豆ミートは食べません。ビーガンの私が普段よく食べているお肉のようなもの編(その2)

大豆ミートにはさんざん、さんっざん、以前お世話になっておきながら、今は食べていません。随分感じ悪いタイトルですよね。わざとなんだけど。笑
この回で言う「大豆ミート」は、いわゆる乾燥タイプで湯戻しして使うタイプの大豆ミートです。すっかり市民権を得て今や多くの人が知る食品です。
私がビーガンになった黎明期には、今のようなひき肉そっくりな「生タイプ」のオムニミート(ominimeat)やビヨンドビーフBEYONDBEEFはなかったので、どうにかして、この乾燥した大豆ミートをひき肉そっくりさんにするか、に手腕がかかっていました。
手腕、の中にはいろいろありますが、大豆ミートは、当時この乾物タイプが主流(というかこれしかなかった)ので、乾物を使う要領で水で戻し、その際、独特の大豆くささ(別に変なにおいではないのですが、独特の香ばしい匂いというか、あ、大豆ミートさんですね、とばれてしまう匂い 笑)が抜けるまで、スポンジを洗うように、何度も水洗い。その後このスポンジに発酵調味料や出汁、おいしい油などを入れていくと弾力や食感がお肉に近いのでお肉料理に化けていく、このひと手間が使い方の手腕、となるでしょうか。
テレビなどで有名な料理家さんなどを見ていても、その手の料理本を本屋さんで立ち読みしても、(よーーく何度も洗って、手でぎゅーーっとしぼって、クンクンして、あ、匂い抜けたな、という)たいていこの工程について行ってはおらず、水かぬるま湯で戻します、くらいしか言及していないので、やはり何も知らずに、せっかく使ってみよう!と思い立って作った人が、また作ってみよう!と思わない結果になってしまっている、(言ってる通りやってみたけどちょっと独特のにおいがあるし、やっぱお肉と同じようには使えないや、残念!みたいな)と私は思っています。
今、スーパーでみかける大豆ミートは、レトルトタイプでそのまますぐ使えるものとしてうっすら味がついていたりするので、この工程さえもいらなくなってきています。でもその製品すら、私はもう使ってません。

では、2024年の今どき私は何を使っているのか?

豚肉料理を作る時は、オムニミート(ominimieat)という製品
牛肉のミートソースやハンバーグのようなお料理にはBEYONDBEEFと使い分けています。それまでにも、
・グリーンミート(Greenclture製)
・お肉屋さんの大豆ミート( yonekyu  こちらはveganではなくplantbase)
・タイのチェンマイのNithi Foodsが作っているレッツプラントミート
・海外に行った際にハンドキャリーしてきたINPOSSIBLE MEAT

メルボルンからハンドキャリーしたインポッシブルミート


・ミュンヘンやフランクフルト、いわゆるヨーロッパ圏で普通に買えるバーガーパティやひき肉タイプなどその時々で手に入るものはほぼほぼ購入して食してきました。
その中でも日本で近所のスーパーで手に入る中で、大好きだったのが、お肉屋さんの大豆ミート。これはほんとに使いやすくて、さすがお肉の米久さん!!というくらいお肉でした。


発売開始時にはひき肉タイプ、ダイスタイプ(サイコロステーキみたいな)ハンバーグタイプ、と3種類の形状で発売されましたが、おそらく買う人が少なかったのでサイコロカットタイプだけになり、その後消滅してしまいました。何度も米久さんのお客様相談室にお電話して、なくさないで〜〜と懇願しましたが駄目でした。。泣

で、今は近所のマックスバリューで買えるBEYONDBEEF(green growers)か、オンラインで買えるオムニミートomnimeat、いづれも生タイプをそれぞれの料理にあわせて、単体で、または混ぜて使っています。

左がビヨンドビーフ。日本ではグリーングロワーズが主な輸入元となりホームページには販売店舗一覧があるのでチェックしてみてね


これらはえんどう豆タンパクが主原料。
オムニミート(omunimeat)は、香港の企業が開発して、その際アジア圏で一番食されている豚肉をイメージして開発したようで、日本に上陸して私が最初に買った時はオムニポーク(ominipork)という名前でした。(以降ポークからミートに改名)
文字通り、点心や餃子、などのお料理が、ほんっとに向いています。どちらかというとあっさりしていて鶏ひき肉のようでもあります。しょうがやシソ、小口ネギをまぜて鍋の中に肉団子にして入れたりするのも最高です。
あと、カロリーがめっちゃ低い(100g 74kcal  通常の豚ひき肉は209kcal)ので、ダイエットやアスリートでタンパク質は取りたいけどカロリーは控たい、という人にもおすすめ。カロリーは低いのにタンパク質が12g 、脂質は0.7g、環境負荷ももちろん低く、動物も殺さない、とよいことがいっぱいです。
私が大好きな水餃子とか、もう山ほど作って際限なく食べてもいわゆる罪悪感なし、どころか、あーータンパク質チャージした〜
食べ心地、めっちゃ軽いわ~!という感じです。
そして、BEYONDBEEFのほうは普通に焼いているとお肉を焼いている時の匂いがするくらいがっつり系、名前の通り牛肉のようなテクスチャーです。
うちでは、BEYONDBEEFのミンチタイプを発酵生姜とまぜてそぼろ状に、ただ焼いて常備菜にしています。これだけでごはんのおかずに十分なるので、冷蔵庫に入れておくといつの間にかなくなっています。笑
もちろん、ハンバーグ、ミートソース、あとラーメンのトッピング、まあ普通にひき肉のレシピにそのまま置き換えて使えるので重宝しています。
でも、さすがに豚バラの野菜巻きとかは作れんやろ?という声も聞こえてきそうですが、カナダに妹と住んでいた時、日本では当たり前に売っている、薄切りのお肉が売っていなかったのです。
スーパーのお肉売り場にいっても、ハムはあるけれど、いわゆる豚こま、豚バラみたいな薄切りのお肉は売っていなかったので、グラウンドビーフ(ひき肉)で作れるものしか作らなかった。今もそんな感じで、手に入る形状のものでできる、主にひき肉で作れるレシピをそのまま使ってめっちゃおいしい料理を作っています。ひき肉のレシピなんて作れど作れど果てしなくありますしね。笑
ミートローフや田舎風パテ、アッシュパルマンティエ、などの、私がケータリングで作ってたフレンチビストロ家庭料理も、これらの生タイプのビーガンひき肉で、難なくいけますよ☺

次回は、カロリーや栄養成分の詳細比較をしてみようかな。お楽しみに。


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