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マラソンランナーの抱える疲労について

今日はマラソンランナーさんのパーソナルトレーナーとして、【疲労について】の記事を書きます。

一言に【疲労】と言っても様々な原因がありますので、今日はそのお話を書きたいと思います。

4つに分類してみました。

①筋損傷による疲労

運動によって筋肉に負荷をかけることで組織は損傷します。その損傷を主服する過程が回復ですが、この損傷と修復を繰り返すことで、私たちの筋肉は強くなり、肉体は強化されます。
しかし、何らかの原因によって損傷が修復を上回ると、回復が追い付かず、筋出力の低下やケガを引き起こす可能性が増します。

『走っていてもキレがない』
『筋肉痛が抜けづらい(起こりやすい)』
『すぐ疲れる』 など

は回復が追い付いていない可能性があるので、コンディショニングをお受けいただくことを勧めます。

②栄養の偏りによる疲労

①にもつながる話ですが、回復に必要な栄養が足りていない可能性もありますね。
例えば、運動中のエネルギー源は糖質が活躍しますが、ビタミンやミネラルが不足していると糖質のエネルギー転換が低下します。
身体の細胞にエネルギーが行き届かないと、力も発揮できないわけですね。

③生活習慣の乱れによる疲労

『睡眠は不足していませんか?』
『夜遅くに運動(ランニング)していませんか?』
『生活リズムは乱れていない?』

疲労回復に必要な要件である【睡眠・休養・栄養・運動(骨格)】は乱れていないかのチェックは定期的に行いましょう。

④自律神経による疲労

私たちの身体は交感神経と副交感神経によってコントロールされています。
交感神経は活動時に働き、副交感神経は安静時や睡眠中に働きます。
交感神経が働いている時間が長くなると、細胞内で活性酸素が大量に発生し、細胞にダメージを与えてしまいます。
この情報を脳が受け取り【疲労感】となるわけです。
自律神経の切り替えがスムーズにできている時はいいのですが、様々なストレスにより、このスイッチが乱れると強い疲労を感じるようになります。

ここで注意が必要なのは、私たちが感じる【疲労感】と実際に身体が受けているダメ―ジにずれが生じる事があります。
仕事などで受けるストレスを、運動(ランニング)で発散される方に多いと思います。そのような方は【ケガをすることで気が付く】わけです。
①で紹介したことにも繋がりますね。

ランニングを楽しむ皆さんは大丈夫ですか?

疲労蓄積を感じたら、すぐにコンディショニングを受けましょう。
【疲労は感じる前に解消する】を合言葉にしましょう。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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