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もしも愚者が『われは愚かである』と知れば、すなわち賢者である。


お釈迦様の言葉ですね。


頭では理解していても
実際に出来ないのなら
解らないと同じ。


私には
そういうことが
よくあります😅ハハ


最近
ごく身近な人の行動に興味を抱き
ずっと観察していたのですが

仕事で何かミスがあり
それを人に指摘されたときの
対応の仕方に


ある意味感銘を受けたのです。


その人は必ず最初に

ごめんなさい!

と謝ります。


そのほとんどは
他人によるミスであり
自分の責任では無いにも関わらず

すみませんでした!

と言ってまずは相手の言い分を
じっと黙って聞いています。

まるで…苦情相手のプロみたいに…

ある日

聞いてみたんです。

何か事が起こった時
一番最初に思うことは何?

一体何が悪かったのかな
自分はどこを失敗したのかな
ってことかな😁

そこにミスした他人は存在しない…?😮

完璧主義の私は
いつだって仕事は完璧にこなし

私、失敗しないので!

と声高に主張するタイプ🤣

ミスをするとしたら私から仕事を
引き継いだ誰かが原因…のはず!
実際そういうことがほとんどだから😅

自分が悪くもないのに
謝るなんて
絶対無理!

言い訳をしない人は
弱い人間なのだと思っていた。


でも
その人をずっと観察していると
その思考にはいつも内省があり
他者への思いやりがある。

人を責めるよりも
まず自分に向き合うことを優先する。

それって…

逆に強い人なのでは?

と思うようになった。


私のように
すぐ相手に反論をするのは
弱い自分を守るための
自己防衛でもある。

真に強い心を持つ人は

自我を上手くコントロール出来る。


仏教では

全ての苦しみは
自我が生み出すと言われる。

老いることも
病気になることも
そして
死ぬことも

全て嫌だと

受け入れたくないと

抗うから
そこに悩みが生まれる。

起こったことをただの事実として
客観的に捉え

何をどうしたら
よりベストなのかと考えるなら

ただ悩むよりも
ずっと建設的な答えが見つかる気がする。


仏陀の教えは

迷った心の処方箋。

愚かな自分と向き合いながら

笑って終える人生を


もう少しだけ目指してみようと思う。


















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