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すごいぞ、Canva実践

こんばんは。
中学校教員、うたういぬです。

さる先生こと、坂本良晶先生をご存知ですか?
書籍やvoicyを通して、働き方・Canvaを中心としたICTを活用した実践について勉強させていただいています。
テンポよく、コミカルな例を挙げながら話をされるので、とても素敵です。
いつかお会いして、お話してみたい方です。

さて、そんなさる先生が編著の「さる先生の実践Canva」が発売されました。
早速購入。届いた瞬間に読み始めました。
読んで感じたこと、自分自身の実践をまとめます。


オールカラーの豪華実践集

前回の「canvaの教科書」同様、オールカラーの1冊です。当たり前のようにオールカラーを受け入れてしまったのですが、そのありがたさと言えば表現できる例えがありません。
様々な実践について、それぞれが輝いて見えます。

EDUBASE CREWの皆さん

今回は、坂本先生の実践だけでなく、EDUBASE CREWの皆さんの実践も多く掲載されています。全国の学校でこのような先生方が活躍していることは刺激にもなります。また、canvaというツールがあれば、どのような先生でも魅力的な教育活動が展開できるということを広めてくれる1冊です。素晴らしい!

canvaの魅力

canvaの魅力は挙げればキリがありません。
それも、この1冊を読めば十分お分かりいただけると思います。
・デザインテンプレート、素材の充実さ
・AI機能の向上
・直感的に操作できる点
・共同編集、相互参照
・出力の多様さ(PDF・画像・動画・パワポ)

また、先生方の実践のおかげで、教科の学習においてどのようにcanvaを活用すると良いかが示されています。その守備範囲たるや…全盛期のアライバコンビと言っておきましょう。

根底で大事にしたい指導観

このような実践集を読むと、「自分もやってみよう」と思うのは当然のこと。若手教師であれば、この考え方でもOKのはず。しかし、中堅以上は本当に大事なことを見つめる良い機会として捉えるべきです。

①情報モラル
共同編集、相互参照の機能は大変便利です。ノート指導をしていたときは、わざわざ友達の座席に行く必要がありましたが、canvaを活かせば自分のタブレットで友達のノートが確認できます。
その分、誤って操作してしまった、消してしまったという失敗も起こり得ます。当然のように、操作に関する指導も必要です。(戻るボタンを押す・ロックをかけるなど)それだけではなく、口頭でも謝るとか、日々のコミュニケーションを大切にするなど、学級の雰囲気作りはどんな活動をする上でも大事なことです。

②目的と目標
なんでもやってみよう!ではなく、明確な目的と目標を意識してcanvaを活用することが重要です。なんとなく楽しかった、という部分しか残らないのであれば、あまり喜ばしいことではありません。
そのため、十分に教材研究をすること、教科の見方や考え方を働かせることができるような教師自身のレベルアップの上に、このような素晴らしいツールの活用がさらにその実践を魅力的なものにしてくれるのだと信じています。

③継続
1つの授業や単元だけ、canvaを使って魅力的に…これが思ったほどうまくいかないのです。日々の授業で継続してタブレットやツールを活用しているからこそ、学級の全体が伸びてきます。
先生方の中には、ちょっと挑戦したけど、うまくいかなかったと感じてすぐにその挑戦をやめてしまう方も多いようです。もったいない…。継続こそ大事なことです。

自分に自信を持って挑戦

坂本先生のvoicyを継続して拝聴しています。
現役教員時代の実践の話はとても刺激になりました。
そのため、ラジオを聴いてヒントを得たことは、私も自分の学級で挑戦していました。今回との比較でいうと、係活動の紹介ポスター、国語:物語のまとめ+短歌、社会のプレゼン授業、発表を録画するなど。
もちろん、EDUBASE CREWの皆さんほどの輝きはありませんが、挑戦・継続は自分なりには満足していました。この1冊を読みながら、自分が行ってきた挑戦と継続には価値があるのだとちょっとだけ自信を得ることができました。
これからも、様々な方法で学びつつ、挑戦・継続ができる教師でありたいと思いました。また、canvaの魅力は多くの先生方に知ってもらいたいので、今回のようにnoteでまとめたり、校内でさりげなく広めたりしてみようと思います。

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