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中学校教師 #21 タブレット活用の仕掛け


4月から中学校で勤務しています。
いずれは小学校に戻ることを考え、この経験を記録に残そうと思います。
異動の経緯や考えは下記参照

2学期の3週目。
早くも5教科の定期考査がありました。これまで以上に学習に打ち込む生徒が見られています。
また、月末には文化祭があるため、合唱の練習も本格的になっています。1学級の生徒数は多くないのですが、一生懸命歌おうとする姿、自分たちで進んで練習しようとする姿が素敵です。どんな結果になろうとも、この学級の合唱が私の教師生活初めての「中学校での合唱」となります。子どもたちとともに熱い思いで青春をしたいと思います。

Microsoftのアプリを活用


Whiteboard:参加型にシフトした黒板

関数によって、xやyの値はどのように変化するか、表で比較しました。①~⑨は生徒の書き込み。

従来の授業では、教師は黒板に情報を書き、子どもたちはそれを読んだり、ノートに書き写したりする。また、子どもが説明するときに、黒板のところにやってきて、書き込んだり、話をしたりする。こんなスタイルが主流だったように感じます。
Whiteboardを活用することで、子どもたちは手元にある画面を見ることで情報を手に入れます。また、子どもが前に出てきて黒板に書くということはなく、画面に直接書き込むことができます。同時に複数の子どもが書き込んだり、相互にコメントを交流したりすることもできます。参加型板書スタイルです。
授業中、子どもは画面を見ている時間が長いので、目が合う時間が少なくなり、不安な気持ちになりますが、書き込みを促すことで積極的に参加できる子どもが増えた印象です。

Forms:学習内容を出力→理解を深める

先ほどの関数の授業、理解するべきないようを考えて投稿。

これまでは、授業の振り返りをノートに書いて、ノートを回収。空き時間に教師がノートチェックというものでした。Formsを活用し、振り返りを投稿するようにしました。
ポイント①
「理解したこと」ではなく、「理解しなければならないこと」という形にしたこと。「理解したこと」だと、なんとなく分かったこと、本来理解するべき内容とは違うことを理解したと思ったという形で回答されてしまい、やや浅い理解になってしまうかもしれません。一方、「理解しなければならないこと」という形にすることで、本質に迫りながら理解をしようとする子を育てようとしました。
ポイント②
タブレットを活用して回答すること自体が新鮮なものなので、ノートに書くよりも多くの情報を出力しようとする子どもが多く見られました。学んだことを出力することで、理解を深めることができると思います。


Onenote:デジタルワークシート

関数のグラフ

ワークシートを用意したり、教科書に書き込んだりと、子どもの活動を工夫するようにしてきました。OneNoteでは、デジタルワークシートという形で活動の工夫ができます。
①OneNoteでワークシートを作成
 ・デジタル教科書の表やグラフをスクショして貼り付ける。
 ・リンクを貼り付ける。「関数のグラフづくり」はGeoGebraというものです。関数がつくれます。良い!
②Teams 各クラスへコピー
 ・Class Notebook  クラスノートブック コンテンツライブラリにコピー
③Teams 課題配付
 ・OneNoteより、デジタルワークシートを添付

レイアウトの工夫、数式の活用、背景など、昨日も充実しています。
教師がワークシート作成に個性を発揮できることが良い点です。個人で作成するレポートとしても活用できるはずです。


ミライシードを活用

ミライシードのオクリンクでは、カードを配付したり、回収したりすることで、課題を進めることができます。個人的な印象ですが、手元にカードが届き、そこに課題が書いてあると「がんばらなきゃ!」「解決して、提出したい。」という気持ちが高まるようで、積極的な子どもの姿が見られます。
関数の授業では、課題をカードに載せて配付しました。授業の展開次第で、ヒントとなるカードを追加で配付することで、子どもを支援します。また、子どもが書いている画面はLIVEで確認することができるので、特徴的な間違いを見つけたり、進捗状況を把握することもできます。

動く点Pはどのように動くか、動画で見ることもできます。
手書きもOK  ノートに書いて写真を載せてもOK
課題提示の方法を少し工夫しました。




3連休です。幸せ。
夏休みもそうですが、休日の直前のテンションが好きです。休みの日に何をしようかなー、と構想している時間が豊かです。

合唱に力が入っている中学生。一生懸命な姿が見られます。
中学校に異動した私にとって、今年の学級が初めての中学校合唱です。一生忘れることがないように、熱く盛り上がって練習がんばります!



【「えがお」を大切に  焦らず、誠実に、前向きに】


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