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監督とスタッフのTF愛が詰まった映画作品:『トランスフォーマーONE』感想
こんにちは、あるいはこんばんは。
たまやんです。
さて、今回はアニメ映画『トランスフォーマーONE』の感想をネタバレなしで語っていくつもりです。
『トランスフォーマーONE』の感想を語る前に、トランスフォーマーを知らない人に向けて、ちょっとした解説を。
(誤った情報があれば、コメントで教えてください。)
「トランスフォーマー」とは?
よくガンダムなどのロボットと混同しがちですが、全くの別物です。(最重要)
トランスフォーマー(略してTF)は「超ロボット生命体」であり、要は「宇宙人」です。
見た目はロボットですが、各々感情と意思を持っており、人間より人間くさいところがあります。
さらに他のロボットものと違う点は、TFは車や戦闘機、動物からロボットに「変形(トランスフォーム)」することです。
TFの最大の魅力は、
彼らには意思があり、人間味があり。
そして、変形シーンがカッコいい!
この一言に尽きます。
オートボットとディセプティコンとは?オプティマスプライムとメガトロンとは?
TFの世界観を説明するにあたって、この二大勢力と2人の主要人物は外せません。
オプティマスプライム率いる正義の「オートボット」。
メガトロン率いる悪の「ディセプティコン」。
オートボットとディセプティコンは、故郷の惑星サイバトロンで長きにわたって対立してきた二大勢力です。
オプティマスプライムは、平和と共存を重んじるオートボットのリーダー。仲間と共に宇宙の平和を守るために戦う、ヒーロー的存在です。(だが、ときどき口が悪くなる一面もあるのはご愛嬌。)
一方、メガトロンはディセプティコンを率い、力による支配を目指して破壊と侵略を繰り返す、悪のカリスマ的存在です。(だが、部下の裏切りに何度も合う苦労人。)
彼らは主に地球を舞台に、正義と悪、自由と支配をかけた壮絶な戦いを繰り広げます。(我々、地球人からしたら迷惑系宇宙人もいいとこです。)
しかし、時としてオートボットとディセプティコンは共通の敵が現れた場合、一時休戦し、共闘することもあります。
『トランスフォーマーONE』とは?
なぜオプティマスプライムとメガトロンは何千万年も渡って、争うこととなったのか?
『トランスフォーマーONE』は、
かつて親友同士だったのオプティマスプライムとメガトロンが、ある事をきっかけに袖を分つまでを描いた物語となっています。
ジェネレーション1(G1または初代)やビーストウォーズ、プライム、実写映画シリーズetc…
多岐に渡るTFシリーズ作品があります。
各シリーズの間には物語が繋がっていたり、いなかったりと、かなり複雑化しています。
しかし、『トランスフォーマーONE』は他作品から完全に独立した、新しいシリーズと言えるでしょう。
本作は、まるで御伽噺の読み聞かせのようにTFの世界観やストーリーを分かりやすく、テンポよく説明してくれています。
なので、TF初心者に超、超オススメです。
公式リンク先↓
『トランスフォーマーONE』感想
「ギャグのテンポが良い」
監督のジョシュ・クーリーさんが元ピクサー出身ということもあり、子どもから大人まで楽しめる、万国共通で通じるギャグシーン満載です。
ギャグのノリとしては『トイストーリー』や『ナイトミュージアム』を彷彿とさせますね。
観客に次の展開を期待させておいて、いい意味で裏切って、笑わせてくるのが上手いと思いました。
欧米ではボケとツッコミという概念はなく、ユーモアをユーモアで返すのが普通だそうで。
キャラクター同士の皮肉とユーモアなセリフの掛け合いが好きな人には、ハマるかもしれません。
「魅せる変形シーン」
今作の『トランスフォーマーONE』は、とにかく事あるごとに変形シーンを細部から細部まで見せつけてきますね。
これぞ、「トランスフォーマーだ!」という感じに。
映画のスクリーンいっぱいに、ゆっくり…じっくり…ねっとり(?)とTFたちのカッコいい変形を堪能できました。
変形する時のお決まりの効果音「ギガゴゴ…」。
視覚だけではなく、聴覚までも楽しめてしまう、このお得感…。
それにしてもCGアニメの技術も、すごい進歩を遂げていますね。あの独特な「のっぺり」とした感じはありませんでした。
CGアニメが苦手な人にもなんの違和感もなく、楽しめるかと思います。
「何度も見返したくなる」
私は吹き替え版と字幕版、合わせて3回ぐらい観ました。
まだまだ、あと7回ぐらい見返したかったですね。
他の人たちは4回以上、中には10回以上観た猛者もいるようで、私はすご〜く羨ましいです…。
たぶん王道ストーリーで、聖書が物語のベースにあるから面白いと感じるのでしょう。
さらに社会性のあるテーマ、哲学的要素も含まれているため深く考えさせられるからだと思います。
『トランスフォーマーONE』は観れば観るほど「楽しい発見」があり、その作り込みに感嘆いたします。
TFファンからしてみれば、「ミッケ!」や「ウォーリーを探せ」の如く、知っているキャラクターがモブキャラとして出演しています。
彼らを探すのが、真面目に楽しくて仕方ないんですよ。
2回目以降から1回目では気づかなかったキャラが画面の隅や奥に居て「〇〇と〇〇がいた!」、「こっちにもいた!」と鑑賞中、ずっと1人で喜んでいました。
もちろん、心の中で。
「監督とスタッフのTF愛」
本作『トランスフォーマーONE』は監督とスタッフのTF愛が詰まった作品といえるでしょう。
そもそも、作品に対する愛やリスペクトなどがなければ、「良い映画」は絶対に作れないと思います…。
TF初代などの過去作品のオマージュを所々に忍ばせ、TFファンを大いに楽しませたい、新しいTFの世界観・物語を受け入れてもらいたいという監督たちの想い。
そして、TFをまだ知らない人たちにオプティマスプライムたちを知ってもらいたい、本作を楽しんでもらいたいという想い。
彼らの熱い、いや熱すぎる想いが、本作の鑑賞中にヒシヒシと私の心に伝わってきました。
まだ『トランスフォーマーONE』を観ていない人、TFそのものを知らない人。
この記事が公開された時点で、映画館での上映は終了していますが、ぜひAmazonプライムやNetflixなどで配信された際は、視聴することを強くお勧めします。
たぶん、皆さん。TFにハマります。
次回は北海道関連の記事をあげる予定です。
では、ごきげんよう。
一応、TFの関連記事貼っておきます。↓