persiがいる。
医事課にうっかりと足を踏み入れると、外線の着信が鳴る。周囲には出られそうなスタッフがいない。
「テイジンの小野です、酸素ボンベの搬入に伺っていいでしょうか?」
persi?
私はそんなふうに思う瞬間が時々ある。
スタエフでお馴染みのフォロワーのpersiさん。
私は彼のなんとも言えない穏やかな低音と
バラエティ富んだ声色が、大好きである。
スタエフの声というのはやはりフィルターがかかるもので、なんとなく、似た声の人を聞くと、むむ?っと反応してしまう節がある。
私の周辺には、少なくとも3人のpersi(疑)がいる。
「ケアマネの沖田です、本日患者さんの様子を伺いにきました」
え?persi?
丁寧な物言い。すこしpersi感がある。
persiはでも、きっとケアマネージャーではない。なんてったってpersiだから。
「点滴の指示が切れるから、もらっといたよ」
え?persi?
こんなに近くpersi。
それでも、きっと彼は丁寧に仕事をするだろう予感がする。そっとおねだりしてみる。
「占いの館って言ってみてもらえる?」
「ウラナイノヤカタ…?」
「すいませ〜ん」って言ってもらえる?
「スイマセ〜ン?」
戸惑う同僚をその場に残し、私は去った。
私の最近のお気に入りはこちら。↑
#あなたの近くにpersi
#なんのはなしですか
#イケボは耳心地100 %
#人違いかもしれないし 、違くないかもしれない
persiさん、馴れ馴れしくすいません。