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好きな曲は好き~Malibu Nights/LANY~

はじめに


今日はLANYの『Malibu Nights』という曲についてお話しします。

洋楽はあまり聞きませんが、この曲は最近であった曲で、私の中で大切になったばかりの曲です。
翻訳されている方の和訳を参考にさせていただきました。

一人耐え忍ぶ夜に

この曲は優しくて静かで少し寂しげなピアノから始まります。

『There's no reason, there's no rhyme
 理由も韻もない
 I found myself blindsided by
 自分の弱点を見つけた
 A feeling that I've never known
 感じたことのない感情と
 I'm dealing with it on my own
 1人で向き合っている』

私はここ最近また少し悩んでいることがあります。
それは両親との関係です。
将来について両親と意見が合わなくて、私にはどうしてもまだ縛られている気がしてたまらなくて、これ以上関係を持ちたくないとまで思うようになりました。

昼間はやることがあってなんとなくやっているけれど、時々、両親のことが思い浮かんで悲しくなって、また自分が最悪の親不孝者なんじゃないかと思うほどに苦しくなります。
そんな最近の私に寄り添ってくれる曲です。

夜に、寝転んでイヤホンで聞くこの曲が大好きです。

『Phone is quiet, walls are bare
 連絡も来なくて、壁には何もない
 I drink myself to sleep, who cares?
 寝るためにお酒を飲む、誰も気にしない
 No one even has to know
 でも、それでもいい
 I'm dealing with it on my own
 1人でやっていくから』

つぶやくような歌声が言語の壁を越えて染み入ってきました。
24時間分の正気を保つために薬を飲んで、不安になって苦しくなる度に薬を飲んで、
そんな私のことを両親は知りません。
知らなくて良いことだと私は判断しています。
私が知ってほしい人にだけわかってほしいです。
そんな私とこの歌詞がリンクしました。

どうにかこうにか一日をやり過ごして、また次の朝が来るのを耐える。

『一人でやっていくから』って両親に言えたらどんなに楽でしょうか。
それを言うことができないのは私がまだ甘いのでしょうか。
手が震えてでも、喉が詰まって心臓が弾け飛びそうでも、
「一人でやっていくから」と両親に言える事が出来たらどんなに良いか


こんな心で何ができる

次の歌詞です。

『I've got way too much time to be this hurt
 長い間ずっと傷ついてきた
 Somebody help, it's getting worse
 誰か助けてくれ、悪くなる一方なんだ 
 What do you do with a broken heart?
 傷ついた心で何ができる?
 Once the light fades, everything is dark
 一度光が消えたら、全てが暗闇になる』

ここが私が痛いほど共感できた歌詞です。
私はずっと小さい頃から両親が望む通りに生きてきたかったです。
高校生の頃にそれは叶えられそうにないと自覚してきてからずっと、なんとなく両親へ罪悪感を抱いてきました。
それからは親不孝者の自分を責めて、もっと頑張らないと、もっと親に認めてもらいたいと思ってきました。
私も両親もお互いに依存しています。
それでも、両親は私に満足していない様でした。

でも、一度折れてしまった心ではできる事が限られていました。
毎日をやり過ごして、どうにか死なないようにすることしかできませんでした。
「いつか良くなる」って願っても“今”が死ぬほど苦しい。
こんな心で何ができるでしょうか。
生きることだけです。


夜を、今日をやり過ごすために

次の歌詞です。

『Way too much whiskey in my blood
 ウィスキーを飲み過ぎた
 I feel my body giving up
 身体がもう限界なんだ
 Can I hold on for another night?
 明日の夜まで持ち堪えれるかな?
 What do I do with all this time?
 どうしたらいいの?』

ここの『身体』は私にとっては“心”でした。
一度折れてしまってボロボロになって、もうこれ以上のことはできなくてもおかしくないのに、ずっと自分に望んでしまって、希望を捨てられなくて。
自分が自分でもどうしようもないです。
苦しい夜、次の日の朝が怖いです。
そんな気持ちが『Can I hold on for another night? What do I do with all this time?』という歌詞とリンクしました。
どうしたらよいのか、毎日わからないまま生きています。

また、ここの歌い方は序盤とは異なって力強く訴えるような、苦しさを、どうにか絞り出した言葉で表現しているような雰囲気を感じました。
だからこそ、耳に残る曲です。

『Heavy thoughts when it gets late
 夜が深くなるにつれて考え込んでしまう
 Put me in a fragile state
 もうボロボロなんだ
 I wish I wasn't going home
 家に帰らなければよかった
 Dealing with it on my own
 1人で抱え込んでる
 I'm praying but it's not enough
 祈っているけど足りないんだろうな
 I'm done, I don't believe in love
 もう恋なんて信じない
 Learning how to let it go
 忘れ方を学ぼうと
 Dealing with it on my own
 1人で頑張っている』

私にとって、『I wish I wasn't going home家に帰らなければよかった』という歌詞は、「実家に帰省しなければよかった」ということに、
『I'm done, I don't believe in loveもう恋なんて信じない』という歌詞は、「両親からの愛を信じない」という風に捉えていました。

両親に帰省しろと言われても、帰省するたびに私の心は傷ついて、行きも帰りも泣きながら苗っていることを両親は知らないでしょう。
知らなくても良いのですが、もう私は両親の「愛しているから、大切だから」という言葉が信用できなくなりました
愛しているから何をしても言っても良いなんてことはありません。
ましてや将来を制限するなんて、あってはならないことだと思うのです。
私の将来の選択が、例えば、「配信者になって生きていく」であれば、止めてほしいですが、私の夢はそんな突飛なものではありません。
きっと世間一般で見ると、地に足の着いた選択だと思うのです。
それでも、理由なしに否定され、考えもしなかった制限策を提案されて、私はどうしろというんですか。
泣きながら帰省を過ごすしかなかったです。
もう両親の言葉も愛も行動も信用できません。
ここに書きながら何だか決心がついてきました。
信用できないなら、私がしっかりと自分で決めていく力を持つしかないですよね。


一生晴れることない心で生きていくよ

次の歌詞は1番の歌詞とほとんど同じです。

『I've got way too much time to be this hurt
 長い間ずっと傷ついてきた
 Somebody help, it's getting worse
 誰か助けてくれ、悪くなる一方なんだ
 What do you do with a broken heart?
 傷ついた心で何ができる?

 Once the light fades, everything is dark
 一度光が消えたら、全てが暗闇になる
 Way too much whiskey in my blood
 ウィスキーを飲み過ぎた
 I feel my body giving up
 身体がもう限界なんだ
 Can I hold on for another night?
 明日の夜まで持ち堪えれるかな?
 What do I do with all this time?
 どうしたらいいの?』

次の歌詞です。

『I drive circles under street lights
 街灯の下を彷徨ってる
 Nothing seems to clear my mind
 俺の心はなにも晴れない
 I can’t forget
 忘れられない
 Get this out my head
 俺の頭の中から離れてくれ 
 I drive, chasing Malibu Nights
 マリブの夜を駆け巡る
 Nothing seems to heal my mind
 俺の心を治してくれるものはない
 I can’t forget
 忘れられないんだ』

私は昼間に考えすぎてもういっぱいいっぱいになってしまったとき、屋上に出て寝転びます。
最近は暑くなりすぎて困難になってきましたが。
私の頭から両親が出ていってほしくて、どんなに別のことをしても、どんなに他のことを考えていてもふとした時に、両親の言葉が脳内に響きます。
だからこそ、『Nothing seems to heal my mind 俺の心を治してくれるものはない、I can’t forget 忘れられないんだ』なのです。

一生この心は晴れることなく、ぼんやりと照らされた街灯の下をうろうろするような気持ちになるのでしょうか。
生きていいる間、ずっとかと思うともうこの世から消えたくなりますね、

次の歌詞です。

『I've got way too much time to be this hurt
 長い間ずっと傷ついてきた
 Somebody help, it's getting worse
 誰か助けてくれ、悪くなる一方なんだ
 What do you do with a broken heart?
 傷ついた心で何ができる?
 Once the light fades, everything is dark
 一度光が消えたら、全てが暗闇になる
 Way too much whiskey in my blood
 ウィスキーを飲み過ぎた
 I feel my body giving up
 身体がもう限界なんだ
 Can I hold on for another night?
 明日の夜まで持ち堪えれるかな?
 What do I do with all this time?
 どうしたらいいの?』

この後から間奏のメロディーの雰囲気が変わりますね。
リズムを刻むドラムが前に出て来て、ギターが明確に泣き始める。

『I drive circles under street lights
 街灯の下を彷徨ってる
 Nothing seems to clear my mind
 俺の心はなにも晴れない
 I can’t forget
 忘れられない 
 Get this out my head
 俺の頭の中から離れてくれ
 I drive, chasing Malibu Nights
 マリブの夜を駆け巡る
 Nothing seems to heal my mind
 俺の心を治してくれるものはない
 I can’t forget
 忘れられないんだ
 I drive, chasing Malibu Nights
 マリブの夜を駆け巡る』

ここは最後のサビです。
一緒に歌うと、息ができるようになるような気がします。
決まった単語、変わらないリズム、そのままそのまま素直な気持ちが淡々と述べられています。
歌詞の一言一言に私の共感する感情があって、一緒に歌うと泣いてしまうけれど、私が夜をやり過ごすように、歌っている彼にもマリブでの夜をやり過ごして次の夜に思いを馳せてほしいと思いました。

さいごに

私がこの曲を今日選んだのは、今日の私のBGMになり得る曲だったからです。
大事にしたいです。
ぜひ聞いてみてくださいね。

ここまで読んでくださってありがとうございました。
♡励みになりますありがとうございます。


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