療育が育む個性の花たち VOL.3 多面的な魅力をもつ 青のニゲラ
療育に通うママたちへインタビューしたものです。
少しでも発達に悩むママの気持ちが軽くなりますように・・・と願いを込めて。
お母様33歳:お子様6歳のインタビュー
療育に通うきっかけ
療育に通うきっかけは、区の2歳児検診で言葉の遅れを指摘されたことでした。さらに、面接時には多動の可能性も示唆され、心配が募りました。
現在お子様はどんな療育に通っているか
2歳: 月1回のプレ療育に通い始めました。
3歳から: 本格的に母子通園の集団療育に通い始めました。
現在5歳: 母子分離の集団療育と個別療育に通っています。
療育に通ってみてどうだったか
正直療育に対しては最初、具体的に何をするのかわからず、正直良いイメージを持っていませんでした。しかし、通うことでその考えは大きく変わりました。
療育に通って本当によかったと感じています。様々な要因があると思いますが、子供は確実に成長しています。特に、子供自身が自分の気持ちを整理できるようになったことは大きな進歩です。先生方がどのように子供に接しているかを学び、親としても多くのことを吸収できました。同じ悩みを抱える親たちとの交流は心の支えとなり、保育園のママたちとは違う話題で話せることも新鮮です。療育に通う子供たちは優しく、温かい子が多いと感じます。
今まで子育てで大変だったことや辛かったこと
検診で発達障害の可能性を告げられたときの衝撃は、今でも忘れられません。男の子だから、第一子だからという思いもあり、判断が難しく、悲しさや怒りが込み上げました。本当に辛い時期でした。その時は義理の両親に相談し、数多くの本を読みました。初めは自分の気持ちを整理できずにいましたが、旦那はADHDの気質があり、療育についてフラットな視点を持っていることが救いでした。
お子様の得意なこと
私の子供はお手伝いが大好きで、困っている人に手を差し伸べる優しい心を持っています。立体把握が得意でラキューが大好きなところは、理系の才能を感じさせます。小さい頃からピクサーの映画が大好きで、その好奇心と感性に驚かされています。
特性や個性がある子どもについてどう思うか
特性のある子供たちは本当に可愛らしく、味わい深い存在です。他人に対して優しく、その裏には親の努力と愛情が垣間見えます。療育に通っていない特性のある子供にも、それぞれの良さと独自の対応があることを感じています。
お子様を花に例えると
青のニゲラです。その独特な形状と鮮やかな青色が魅力的です。可愛らしさとともに、意外性や面白さも兼ね備えています。青のニゲラは、見た目の美しさだけでなく、その中に秘められた面白い特性もあり、まさに我が子のようです。
療育に通うことについての課題
平日に療育に通園することは、親にとって送迎の時間的制約があり、フルタイムの正社員には非常に厳しいと感じます。
しかし、療育は周りの大人たちが一緒に見守ってくれる安心感があり、とてもおススメです。
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