ギフテッドの苦しみ③~空想・妄想癖と認知の歪み~
こんにちは~ ギフテッドの僕がギフテッドを貶める記事を書くシリーズ3回目になります。これもお恥ずかしながら僕自身が通ってきた道になります。タイトルからしてなんか完全にヤバい奴ですね(苦笑)。ある事情でギフテッドに対する幻想をブチ壊す必要が出てきたので容赦ない自虐をぶちかまします。
思考能力がありすぎて妄想と現実の区別がつかない
ギフテッドは
まさしく「爆発」と言えるような
自分の思考を制御できずに
振り回されがちです
そして
能力が高いギフテッドは
自分の頭の中だけで
現実世界の状況を
ある程度正確に予測(妄想)できます
能力が高いギフテッドほど
自分の能力を過信するあまり
どこからが自分の妄想なのか
どこからが現実なのかの
判別がつかなくなりやすくなります
脳内で起こっていることなのに
現実のように感じてしまう
完全に危ないやつ、、
相手の感情を妄想しすぎるあまり
自分が相手を傷つけたのではないか?
と勝手に落ち込みます
結局身動き取れない
誰も傷つけないように
引きこもります
倫理観に縛られた
奴隷のような人生です
このように人を傷つけないように
している分には無害なのですが、、、
被害妄想×攻撃性×ギフテッドはヤバい
自分の能力を過信するギフテッドは
相手が悪意があると
被害妄想を持つと怖いのです
普通は『これは妄想よね』って分かるのですが
ギフテッドの思考力は
現実とわりと近いところまで
予測できてしまうので
妄想と現実のラインが曖昧になり
また孤独に生きてしまいがちなのもあって
修正してくれる人も少なくなったりすると
脳内で起こっていることと
現実の境が曖昧で分からなくなります
結果
物事を正しく認知できなくなってしまう
『認知の歪み』が生じてしまう
能力が高いからこそ
認知が歪んでいても
結構なんとかなってしまうことが
完全に裏目になってしまいます
そして被害妄想から身を守るための
攻撃行動もまた激しいのです
前回記事で
『独善的な正義感』を
振り回すことがあると書きましたが
現実世界を正しく認知できておらず
『正義は我にあり』と
強烈な攻撃行動をしてしまいます
能力が高いだけに
『自分は常に正しい』
自分にそぐわない意見は
『認知能力が足りていない』
と見下し 切り捨て 攻撃します
自分の世界の捉え方が間違っていると気がついたら人格崩壊⇒自殺
僕はほとんど勉強していなかったのに
成績は全国トップクラスで(偏差値90・高3)
余裕で京都大学に合格しました
自分の能力に溺れ
自分の能力を過信し
自分は優秀だと思っていたのですが
ある日突然
『自分がテストの点を取る能力しかないバカ』
であり 完全に無能であることが分かったのです
その瞬間世界が揺らめくように崩れ
世界の見え方が変わったのです
自分から見えていた世界は
妄想だったことをつきつけられ
自分のあまりの無能さに絶望し
自殺を図り 精神病院に長期入院しました
人格崩壊(積極的分離)は
人格を再構成すると言いますが
この回は崩壊というより
木っ端微塵に
跡形もなく消し飛んだような感覚でした
ここから人格を形成しなおすのは
本当にツラかったですね
ですが
『自分は必ずしも正しく世界を捉えていない』
という当たり前の事実を理解することで
『周囲の人がどのように世界を捉えているか』
に関心を持てるようになり
周囲と交流しながら
持ち前の能力で
さまざまな価値観を吸収し
多面的に物事を捉え
高い倫理観(というか誰も傷つけられない呪縛)で
最善の選択肢を選べるようになります
いや正確に言うと
何が正しくて 何が間違っているか
善と悪 といった
2面的な判断から解放され
『どっちも正解』で
『どちらでもいい』ならば
『自分やみんなが何を選びたいか』を
尊重していこうという意識になります
最後に
被害妄想を抱え
独善的で攻撃的な人格も
ギフテッドの1形態になります
自分の認知の歪みに気がつき
人格が木っ端微塵に吹き飛んで
そこから立て直すのは
至難の業ですが
これは僕も苦しみながら乗り越えてきた
ギフテッドの成長過程になります
ほんまよく生き延びたと思いますよ
振り返ると、、、
僕の記事を読まれている方には
とても信じられない話かもしれませんが
僕にも人格的に問題のある時期があったのです
攻撃的で
独善的で
傲慢で
『ギフテッド』なんて崇高そうな
属性を名乗ってはいるけど
そんないいものじゃないんだよ
ということを分かってほしいです
また続きを書きたくなるかもしれませんが
このシリーズはいったんここまでにしますね
お付き合い下さり
ありがとうございました
ではまた!
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